ここ最近、入手前から暑く書いておりました(記事数6)ASUSの新作スマートフォン、ZenFone Max(ZC550KL)を入手しました。Goと迷ったんですが、思った以上に既に使われている方の評判も良かったことと、私の用途としてこの5,000mAhのバッテリーはかなり合うのではないか、と改めて思いましたので、ひとまずこちらを選択。
結果として、非常に満足しております(入手初日)。これ、良いです。印象としては2回目に書いた時の「突出はしないけれど、そつなくこなす優等生」がやはり近いかな、と思います。
スペックだけを見ると単にバッテリーと外装だけ変えただけのLaserのようにも見えますが、良い意味でまたしても印象を裏切ってくれました。これからコンスタントにレビューをしていきたいと思います。
ZenFone Max | ASUS ZenFone Shop
ASUS ZenFone Max(ZC550KL)
既に使っているZoomが黒でしたので、今回のMaxは白を選びました。側面の銀色が、白いケースと非常に相性が良いと思います。
印象はZoomと似ています。細かく見ていくと仕上げ等が多少違ったり、四隅が継ぎ目のように薄く線が入っていたりするのですが、ひとまず第一印象としては良好です。
白の革調の仕上げの背面カバーは非常に好印象。従来のカバーと雰囲気が違います。
背面部分は白の革調の仕上げ。軽く擦ったりした時の音などが本革のZoomとは確かに違いますが、一般的にはほとんど分からない(気にならない)と思います。却って気軽に扱えるかもしれません。ただ、早速今日の午後持ち出したのですが、本日ジーンズを履いておりまして、ふと思いました。尻ポケットでもしようものなら、ジーンズによってはこの白いケースに色落ちしそうな気がします。(ちょっと怖くて入れられなかった。)この辺り、綺麗に使いたい方は少々注意です。
Zoomに比べると背面スピーカー部分の幅が広いです。従来のZenFoneシリーズと同じですね。ただ、裏蓋自体は以前に比べると大分外しやすくなったなぁ、と感じます。ペリッといった感じで外れます。
レーザーオートフォーカス機能付きのレンズ周り。レンズ部分が若干出ているので、置き方によっては気を抜いた時にレンズが傷が付かないか、汚れないか、と気になるかもしれません。
全体として、革調の背面部分は、従来のZenFoneシリーズとは雰囲気がかなり変わってくるな、と改めて思いました。
デュアルSIM、大型バッテリーがバランス良く配置された内部。
(どちらも4G/LTEが使える、という点で)Laser以来のデュアルSIMスロット。一般的にはそれ程使わないかもしれませんが、MVNOのSIMを使っていると、場所と時間帯によってMVNO内でも結構好不調の波が出ます。実際今日も外でデュアルSIMを試そうと思ってOCNモバイルONEの音声SIM(SIM 1)とIIJmioのデータ通信専用SIM(SIM 2)を切り替えてみたのですが、最近愛用中のOCNはいつも通りの3~8Mbps辺りを彷徨っていたのですが、IIJmioがRBB TODAY SPEED TESTで下り46.81Mbps、上り30.46Mbpsなんて数値をたたき出してくれまして、少し寂しくなりました。
夫婦揃ってソフトバンク回線をそろそろOCNモバイルONEにmnpしようと思っていた矢先だったんですよ。これならIIJmioにしようかな・・。
5,000mAhの大容量バッテリー部分。ネットでは取り外しが可能かどうかがこのMaxの最大の関心事のようでしたが、無理すれば外れるのかもしれませんが、そこまでして使う必要はないかと思います。で、この後触れますが、これ、単にバッテリー容量増やしただけの端末ではなく、かなり内部を詰めてきています。弱点を潰してきている、というか。
満充電が待てずに70%程度で使い始めてしまったのですが、起動直後にこの画面が出て嬉しくなって撮ってしまいました。デュアルSIM、Laserでは当初色々悩まされましたが、大分その後改善して不具合を潰してきたこともあってか、今回のMaxでのデュアルSIMの切り替えはかなり簡単、かつスムーズにいきました。
まだ使用初日なので、数時間で気付いた小さな嬉しい点。
スクリーンショット設定画面が別途用意。更に音もオンオフ切り替えられます。
これ、地味に嬉しかったです。最近はスマホで調べたサイトや情報をその場でスクリーンショットにして保存しておく方が増えたようですが、電車の中であろうが静かな店内であろうがシャッター音(スクリーンショット音)が鳴り響くのを眺めていると、少々切なくなります。特にちょっと素敵な女性が全く周りを気にする様子もなく立て続けにスクリーンショット音を響かせていたりするのを見ると悲しい。
そもそもスクリーンショットに音は絶対必要なんですか?シャッター音とフォーカス音自体も実は別に日本の法律で定められている訳ではなく、メーカーやキャリア側が自主規制するようになって、いつの間にか日本全体の空気として音がしないと犯罪だ、となってしまったような気がするのです。
音消す、と言うとすぐ「犯罪者」呼ばわりされますが、よく考えて下さい。海外のスマホではシャッター音はオンオフ切り替えられるんです。シャッター音オフにした世界の人はみな犯罪者ですか?
シャッター音とフォーカス音がすることが犯罪なのではなく、しようがしなかろうがやってる行為自体が犯罪かどうかなのだと思うのですが。
第一犯罪で使う人はそもそも無音にしています。不便なのは特にそういうことすら考えない一般の利用者と、無神経に辺り構わずシャッター音を響かせて撮りまくる日本人の周りにたまたま集まってしまった人たちだと思います。
ちなみにシャッター音は「ZenFone 2 Laser系」の音でした。
今回のシャッター音はZenFoneシリーズの中では「ZenFone 2 Laser系」の音です。少し音が大きくなったかもしれませんが、個人的にはこちらのほうがまだマシ。
ZenFoneは5以降、まるで撮らせたくないかのように耳障りで高らかなシャッター音とフォーカス音が定番でした。無印2も同じ。更に今年発売したZoomもこの「定番のZenFone系」の音でした。
同じく「地味に」省電力周りの設定を詰めてきている印象。
@_LifeStyleImage Zenfoneシリーズの中でも省電力モードが一段と進化して強力になってますね
— ふらぢゃいる (@Fragile1973) March 25, 2016
これは今日、数時間外に持ち出してふと気がついたのですが、私は過去のZenFoneシリーズにおいては液晶の明るさは手動でなるべく明るめに設定(固定)していました。
何故なら、「オート」にすると、暗くて見づらいことがストレスになったからです。
それが、今回のMaxはオート(明るさ調整自動)が比較的実用になる。勿論時々「この明るさの下で、この液晶の暗さはないでしょ。」と思う時もないではないのですが、スマホを触っていて、ふと手を休めた途端にスーッと画面が若干暗くなったり、また部屋や外の明るさが少し変わっただけで、スーッと明るくなったり、となんともマメに動いてくれます。
これもあからさまだと結構目障りで疲れると思うのですが、意外と自然に変わるのであまり気になりませんでした。バッテリーを最も食うものの一つがやはり画面と考えると、Maxのバッテリーの保ちは単にバッテリー容量にあぐらをかかず、こうした細かい設定部分を裏で地味に地味に詰めてきているのがあるのかな、と感じます。
スペック表だけでは見えてこない実際の使い勝手についてこれから書いていきたいと思います。
スマホの使い勝手を決めるのは、スペック表の数値比較ではありません。そこには表れてこない部分のほうが影響が大きいと思っています。
実際に今回触れた省電力周りの詰め具合などは、単に大容量バッテリーを載せれば解決する問題ではなく、内部のプログラムも含めてどれだけ手間をかけることが出来たか、といった点が大きいと思っています。これは表面には出てきません。
また、CPUだけ見れば確かに最新のものではありませんが、このMaxが発売してからTwitter等に流れてくる感想や印象を眺めていると、動作が思った以上に滑らかだった、と感じられている方も時々目にします。単にバッテリーと外装だけ換えたLaserのようなスマホとは思えない使い勝手の良さです。(勿論Laserも使い勝手は良いですし、私自身気に入っているからこそ、今回実家の母に贈りました。)
Zenfone2 LaserではガックガクだったGooglePlayミュージックのアプリがZenfone Maxだとわりと滑らかに動くので助かる。同じSoCで同じメモリ搭載量なのにほんと不思議。
— ふらぢゃいる (@Fragile1973) March 19, 2016
Zenfone2 LaserとZenfone Maxってスペック上だけだとほぼ同じなんだけど(Snapdragon410/メモリ2GB)Maxのほうが動きがキビキビしてる。設計が違うのかな。
— ふらぢゃいる (@Fragile1973) March 19, 2016
ここではふらぢゃいる(@Fragile1973)さんのツイートばかり紹介して申し訳ないのですが、これは単にセットアップ直後のMaxと大分使った後のLaserの違いなのではないか、と思われるかもしれませんが、私自身も動作の違いを感じています。この辺り、もう少し使い込んでみたいとは思いますが。
折角手元にこうしてMaxがあるのだから、こうしたなかなかスペック表の数値比較だけでは見えてこない実際の使い勝手について書いていきたいな、と思っています。
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Farfallaのガラスフィルムが間もなく到着予定なので、届いたら報告します。
ZenFone Zoomで初めて使って以来、その滑らかさと精度の高さにすっかり気に入ってしまったFarfalla製のガラスフィルム。
その後、iPhone 6とiPhone 6 Plus用も使いました。こちらも大変気に入ってしまい、
先日の帰省時に、実家の母のLaser用も購入してしまいました。母も気に入ってくれたようです。
そんなFarfallaからMax用のガラスフィルムのレビュー依頼も今回頂きまして、既に発送されたようですので、この週末には届く予定です。
ちなみにGo用の予定はあるのか気になったので訊いてみたところ、今回のGoは海外版と仕様が違うため、Goが発売次第購入して、それを工場に送った上で専用のモノを作るので、数週間時間がかかる、とのことでした。発売された時点で実際に店頭で確認したり、実物を購入してから専用で発注を出すなど、きちんとしたガラスフィルムを作ろうとされている姿勢に大変好感を持っています。
今回も届きましたら早速印象をご報告したいと思います。
追記:2016年3月28日 14:00 更新
先週末に届きましたので、早速レビューしました。