先日、発表されたばかりのASUSのスマートフォン、ZenFone Max(ZC550KL)とZenFone Go(ZB551KL)について、それぞれの魅力を改めて考えてみました。
[かぶ] ASUS ZenFone Max(ZC550KL)に続き、Go(ZB551KL)が発表。改めてそれぞれのモデルの魅力を考える。
これらと似た立ち位置のモデルがASUSには2モデルあります。それが現行モデルでもあるZenFone 2 Laser(ZE500KL)と既に生産終了となったZenFone 5(A500KL)です。
どちらも今となっては貴重な5インチ、また非常に価格帯性能比にも優れたモデルです。そして、これら2モデルも並べて比べてみると意外と面白いということに気付きました。
そこで今回はいつものスマホ関連の記事と趣向を変えて、スペック表を眺めながら感じたことを書いてみたいと思います。
主要なスペックを並べて何となく眺めてみると意外と面白い。
普段このブログではスペックなんてほとんど載せませんので、慣れないことはするもんじゃないな、と思いつつも、今回何となく眺めてみると意外と面白いな、と思いました。
似たようなモデルなんですよ。全てZenFoneなので当たり前といえば当たり前なのですが。ただ、例えば「Laserからカメラ機能を落としたのがGoだと思っていたけれど、5に似てるよね。5の後継に近いかも。」とか、「MaxとLaser」「Goと5」で分けてみても面白いし、「MaxとGo」、「Laserと5」という分け方も出来ます。
カメラ機能を重視するならMaxとLaser(レーザーオートフォーカス搭載)ですが、LaserよりもGoのほうが連続待受時間は長い(LTEで約400時間)。このくらいのカメラ機能なら、敢えて割り切ってGoにすると価格も抑えられて、待受時間の長い、バッテリーを気にせず使える気楽なスマホになります。
MaxとLaserはSnapdragonの410を搭載していますが、Goと5は400です。ただ、Goは1.4GHzに上げている。BluetoothはMaxのみ4.1だけれど、自分にとってその違いは必要か。
もうほとんど想像力の世界です。恐らくスペック表を見るのが好きな方は、そうした楽しみ方をしているのでしょうね。
ZenFone Max(ZC550KL) | ZenFone 2 Laser(ZE500KL) | ZenFone Go(ZB551KL) | ZenFone 5(A500KL) |
Android 5.0.2 | Android 5.0.2 | Android 5.1.1 | Android 4.4.2 |
約202g | 約145g | 約160g | 約145g |
Snapdragon 410(1.2GHz) | Snapdragon 410(1.2GHz) | Snapdragon 400(1.4GHz) | Snapdragon 400(1.2GHz) |
2GB RAM | 2GB RAM | 2GB RAM | 2GB RAM |
eMMC 16GB | 16GB eMCP | 16GB eMCP | eMMC 16GB |
IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 |
5.5型ワイドIPS(1280×720) | 5型ワイドIPS(1280×720) | 5.5型ワイドIPS(1280×720) | 5型ワイドIPS(1280×720) |
1300万(背面) | 1300万(背面) | 800万(背面) | 800万(背面) |
500万(前面) | 500万(前面) | 500万(前面) | 200万(前面) |
5,000mAh | 2,400mAh | 3,010mAh | 2,110mAh |
約683.6時間(LTE) | 約240.6時間(LTE) | 約400時間(LTE) | 約180時間(LTE) |
Gorilla Glass 4 | Gorilla Glass 4 | Gorilla Glass 3 | |
レーザーオートフォーカス | レーザーオートフォーカス | ||
デュアルカラーLEDフラッシュ | デュアルカラーLEDフラッシュ | デュアルカラーLEDフラッシュ | |
27,800円+税 | 24,800円+税 | 19,800円+税 | (26,800円+税) |
今、敢えてZenFone 2 Laserというのも面白い。
先週末に帰省したのですが、その際、昨年母に贈ったLaserのメンテナンスをしました。
[かぶ] 実家の母が使う初スマホについて相談されて考えてみたら、ASUS ZenFone 2 Laserに行き着いた話。
ここ最近、Zoomの5.5インチに慣れた私には、久々に見る5インチのLaserは非常に新鮮でした。あれ、こんなにコンパクトだったんだ・・。軽かったんだ・・。と。
最近は4インチのiPhoneであったりスマホを求める声も出てきているようですが、用途によっては確かに重さや大きさというのは意外と面倒になるな、と改めて思いました。
そして、Laserって先ほど挙げたスペックを眺めてみても、今月出る予定のMaxやGoと大きな違いはないんです。
まぁ確かにMaxやGoの連続待受時間と並べてしまうと、少々物足りなさは感じますが、用途を絞って使うのであればまだまだ1年以上は現役です。実際今5を愛用している人も結構いるようですし、スマホの進歩というのはそれ程早いものではないのだと思います。実際に使うのは「人間」です。用途に大きな違いはありません。
[1185-201602] いまASUSのスマホを考えるのであれば、敢えて2 Laserや2を選ぶという選択も意外と正解かもしれない。
余程スマホ好きでもない限り、そうそう買い換えることもないでしょうし、そう考えると5インチという大きさを優先させてLaserというのも充分に面白いと思います。
ZenFone 2 Laser – ASUS ZenFone Shop
元々この価格帯のSIMフリースマホに何を求めるのかを改めて考えてみる。
幾らでもスマホにお金がかけられるのであれば、何もZenFoneである必要はないと思うんです。iPhoneでも良いですし、ハイスペックの他社のスマホでも全く構わない。実際にここで挙げた4つのZenFoneの競合機種というのはそれなりにあります。
ただ、私にとっては「あれ、スマホってこれで充分じゃん・・。」と気付かせてくれたきっかけがASUSのZenFone 5であり、それから4台使い続けてきてすっかり慣れてしまった、というのも大きいとは思います。サポートだけ考えると決して充実しているとは言えませんが、それでも日本への商品の精力的な展開や、様々なユーザーイベント等の開催など、より身近に感じられる点も私の中では好印象です。
ASUSのスマホに惹かれるけれど、不具合が出た時などにサポートが心配、という場合には、いっそMVNOでスマホの補償が付くプランを選択する、というのも一つの手だと思います。例えばBIGLOBEの場合、最近ラインナップにZenFone Maxが増えました。
「アシストパックF」でMaxやLaserが月1,150円の24ヶ月の分割で購入出来ますし、月額380円の「BIGLOBE端末あんしんサービス」を使えば故障時にリフレッシュ品と交換出来ます。1度目の交換であれば5000円で済みます。
MVNOだから、格安スマホだから、サポートが全く無い、というわけではなく、勿論割り切りは必要ですが、自分が何を求めているのかさえハッキリすれば却って気軽に使えるのがこの辺りのスマホなのかな、と思います。
[かぶ] ASUS ZenFone Maxはクラスに一人はいる「突出はしないけれど、そつなくこなす優等生」
スペックのあら探しはつまらないけれど、眺めて想像を膨らませるのはなかなか面白いと思います。
スペックの足りない部分や残念な部分を1箇所だけ取り出して「残念」「ガッカリ」「解散」と切って捨てるのは気分が良いのかもしれませんが、つまらないと思うんです。
それよりも、スペックをちょっと幾つか並べてみたりしながら、色々と組み合わせたりして想像を膨らませているほうがより建設的かと思います。その方が楽しいですしね。
今回敢えて上のスペック表に色で区切りを付けなかったのは(既に私が作っている時点で私の色は出ていますが)、色がない方が、分けていない方が、見る人それぞれの目的やイメージによって区切り方や見え方が変わってくると思うからです。何となく眺めてみると結構面白いかもしれません。
一部間違い等もあるかもしれませんが、発売までもう少しありそうですし、色々眺めて考えたりしながら楽しんでみたいと思います。
追記:2016年3月16日 13:00 更新
ZenFone Maxの発売日が18日(金)に決定したようです。
連続待受時間、最高約38日間の大容量バッテリー搭載し、強度の強いCorning® Gorilla® Glass 4を搭載。ZenFone Maxは、3月18日発売予定! ご予約は、https://t.co/kSdNObt1BI pic.twitter.com/bpvFYv0SKY
— ASUS Japan (@ASUSJapan) March 16, 2016