[日用品] メモリ価格高騰の今だから薦めたい「35万のゲーミングPC」ではなく「3.5万円のクラウドゲーミングPC」という選択肢

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[日用品] メモリ価格高騰の今だから薦めたい「35万のゲーミングPC」ではなく「3.5万円のクラウドゲーミングPC」という選択肢

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昨年末辺りからPCのDDRメモリの価格の高騰(暴騰)が話題になっています。

実際私もサブPC用にどこかのタイミングで組もうとAmazonのカートに入れていたDDR5メモリ(32GBx2)が3万円だったのが、一時期14万円まで上がっていました(今12万円台まで戻していますが)。とともに、例えばM.2 SSDなどストレージなども値上げ、品切れが出ていています。

まぁ私の場合はサブPCなので影響は大きくはありませんが、このタイミングでPCを新調、買い換えしようと思っていた方にはかなりの痛手。実際年末には一時あるメーカーでは販売を停止していましたし、BTOメーカー各社も現時点でメモリ価格がネックになって、総額がかなり上がっています。このため、当初予定していたメモリ容量を諦めたり、そもそもとしてPCの購入を控えた方もいるのではないか、と思います。

この影響は2026年中だけでなく2027年辺りまで続くとされていて、私自身現在のメインPCを組んだのが3年前。まだ寿命には遠いとは思いますが、何があるか分からないのがPCの世界。突然メモリが不調になっても替えるのに12万(実際私のPCの場合128GB積んでいるのでその倍で24万円)も出せる余裕は流石にありません。まぁ必要に迫られれば仕方ないのかもしれませんが、従来の価格を知っている者からすれば、流石に現在の価格では買えません。

さて、そんな状況がこれからしばらくは続くわけですが、影響を受けるのはPCで仕事をする人だけでなく、ゲームをする人にも及びます。折角ゲーミングPCというものが広まり始めてきていて、むしろ今回影響が大きそうなデスクトップPCを買う方の多くはもしかしたら仕事で使う方よりもこうしたゲーム目的でPCを買おうかな、と考えている方なんじゃないか、と思っています。

でもここまで価格が上がってしまっては、ゲームだけのためにその金額を出すのは流石に躊躇われます。かといってスペックを妥協して中途半端なPCを買うくらいなら、今ならPS5やXbox、昨年発売されたSwitch2もあるわけです。

目次

メモリ価格高騰の今だから薦めたい「35万のゲーミングPC」ではなく「3.5万円のクラウドゲーミングPC」という選択肢

メモリ価格高騰の今、35万円のゲーミングPCではなく、3.5万円のクラウドゲーミングPCという選択肢 / 低価格ミニPCとクラウドゲームサービスでAAAタイトルをRTX5080環境で遊ぶ

ということで、前置きが長くなりましたが、そんな「PCでゲームを遊びたいけど、流石に現状ではゲーミングPCを買うのは辛い」という方にひとつの提案です。

それが「クラウドゲーミングPC」です。

実際にそういう名前のPCがある訳ではなく、私が勝手に付けました。

昨年末にふとしたきっかけで思い立ち、急きょ知人と話が盛り上がり揃えたクラウドゲーミングPC環境です。

私はYouTubeチャンネルのほうで数年前から、Chromebookとクラウドゲームサービスを使ってPCゲームを遊ぶ配信を300回以上続けてきました。細々と続けてきてはいますが、そのなかでも一部反響の大きかった回もあります。モンスターハンターワイルズやバトルフィールド6などです。

モンスターハンターワイルズをGeForce NOWの有料3プラン(NVIDIA版/au版)で2時間ずつ実際に遊んでみての印象(体感での快適さの違いと設定等を変えてみての違いについて)
【GeForce NOW】[Battlefield 6 – 01] クラウドゲームサービスにFPSは不向き?Ultimate 5080で試してみよう(ChromebookでPCゲーム vol.286)

クラウドゲームサービスはラグがある、高速な回線が必須だから実用的ではない、といった声も未だに多く目にしますが、実際にはそんなことはありません。

ラグは全く無いわけではありませんし、ガチのFPSユーザーの目線からは「何となくラグがある気がする」という感想も耳にしたりもしますが、ただクラウドゲームサービスに限らず、通常のゲーミングPCでも通信環境次第ではラグは幾らでもあるし0には出来ない訳です。

また、実際には高速な回線は必要なく、実際に配信でもやりましたが4G/5G回線でもそこまで不満なく遊ぶことが出来ます。

要は「瞬間火力的に幾ら超高速であったとしても意味が無く、むしろそこそこの速度であっても常時安定している(pingなど含め)回線の方が大切」とも言えます。

昨年末にふとしたきっかけで12,800円のミニPCを購入した

と、クラウドゲームサービスについて話し始めると長くなるのでこの辺りにしますが、先日私はAmazonでたまたま見かけたミニPCを購入しました。

昨年末にふとしたきっかけで見つけた12,800円のミニPC。
クラウドゲームサービスで遊ぶには必要充分、いや、かなりお手頃な製品でした。

クーポン適用で12,800円。スペックはCPUがIntelのN100、メモリ16GB、ストレージ512GB SSDです。

ミニPCでゲーム、という話は以前から話題になることがありましたが、大抵はある程度ハイスペックのモデル、15万、20万円といったモデルです。しかもミニPCということで載せられるGPUにも制限があることから、「そうしたミニPCでどこまで(の設定で)快適に遊べるか」的な視点になっているな、と感じます。

けれど今回私が購入した12,800円のミニPCにクラウドゲームサービスGeForce NOW Ultimateプランを契約すると、3,580円/月でRTX5080相当のパフォーマンスで遊ぶことが出来ます。年間契約だと35,800円になりますので、年間3.5万円でRTX5080搭載のゲーミングPCをレンタルしているような感覚です。そのための母艦として12,800円のミニPCで充分、ということです。

もちろんミニPCだけではゲームは出来ません。それを映し出すモニターや操作をするためのキーボードやマウス、ゲームパッドやスピーカー、ヘッドホンなどが必要です。なので実際には12,800円だけで実現するわけではありませんが、それはゲーミングPCも同じです。ゲーミングPC本体だけを買ってもゲームは出来ないのと同じで、当然同じようにそれらは必要になってきます。

もちろん一から揃える場合にはミニPCだけではゲームは出来ません。
モニターやキーボード、マウスなど一通り揃える必要はあります。

ただ、今回の12,800円のミニPCはクーポン適用時ということもありますが、それ以前に現時点でAmazonでは品切れになっていますし、在庫処分の空気のあった製品ですので、これを例に出すのは現実的ではないと思います。

実は以前、前述のようなクラウドゲームサービスでPCゲームを遊ぶ配信を行った際に頂いた質問の中で、

もし一からクラウドゲームサービス前提のゲーミングPC環境を組むなら幾らくらいで出来るか

といったものがありました。そこで、実際に現時点で選ぶのであればどの辺りの価格帯のモノがあり、また注意すべき点は何かについてちょっと書いてみようと思います。

メモリ価格高騰の今、35万円のゲーミングPCではなく、3.5万円のクラウドゲーミングPCという選択肢 / 低価格ミニPCとクラウドゲームサービスでAAAタイトルをRTX5080環境で遊ぶ

クラウドゲーミングPC構成を組む際の選択のポイント

まずはPC本体について。スペック自体は「Windows 11が最低限動く」ものであれば問題ありません。(後述の注意点を除く)

というのも、クラウドゲームサービスに関しては、PCゲーム自体はPC本体で処理を行う訳ではなく、クラウドゲームのサーバーのリグPCと呼ばれるもので処理を行い、その結果を手元のモニターにネット回線を通して映し出しているに過ぎません。

なので、PC自体に負荷が殆どかかりませんので、Windows 11が動いてくれていればほぼ問題はありません。高負荷がかかることもありませんし、高速でファンが廻ることも、電気代が跳ね上がることもありません。

ということで見ていくと、ミニPCではお馴染みGMKtecのRyzen 5 3500U搭載、16GBメモリ、256GB SSD搭載のG10という製品が文章作成時点で35,498円となっています(間もなくまたAmazonのセールがあるので、価格は変わる可能性有り)。

極端に安いミニPCを買う場合にはOSのライセンス(ボリュームライセンス)のリスクに注意

これについては探していけばGMKtecのような有名どころではなく、どこか分からないメーカー製でさらに安い製品も探せば見つかるのですが、ミニPCでひとつ注意したいのが付属するWindowsのライセンスです。

安いところだと、個人で使用する場合には規約違反になる可能性のあるVL(ボリュームライセンス)版がインストールされている場合があります

企業で大量に一括導入する際に使われるVL版にすることでOSのコストを下げている訳ですね。これだと困る(問題がある)ので、OEM版がインストールされているミニPCを選ぶ必要があります。

ちなみに私の購入した前述の12,800円のミニPCも購入後にOSのライセンスを発行してもらう形だったのですが「ボリュームライセンス版ではなくOEM版を送ってくれ」と言ったところ、Amazonの記載では当初Windows 11 Proと書かれていたのに、送られて来たのは11 HomeのOEM版でした。レビューを見ているとVL版が送られて来た人もいるようなので、そうしたリスクを避ける意味でもGMKtecなどの有名どころのミニPCを選ぶことをオススメします。

あと、この後のモニター選びにも関わることなのですが、大切なポイントとして「映像出力端子」があります。

結構安めのミニPCだと「HDMI 2.0」が一端子のみ、みたいなことがある(私の買った12,800円のミニPCがそうでした)のですが、この場合、幾ら高リフレッシュレートのモニターを購入しても、リフレッシュレートが144Hzまでしか出せません。

まぁ144Hz出せれば充分、とも言えるのですが、例えば「折角GeForce NOW UltimateならWQHD環境なら240FPSまで出せるし、それなら300Hz対応のモニター(後述)を買おう!」と思っても、ミニPC側がHDMI 2.0しかないと、宝の持ち腐れになってしまうんですね。

で、前述のGMKtecのRyzen 5 3500U搭載のミニPCはDP1.4とHDMI2.1に対応しているのでしっかり高リフレッシュレートを活かすことが出来ます。なのでリフレッシュレートやFPSに拘りたい、という方はその点は注意しましょう。

液晶モニターも上を見ればキリがないけど、手頃な価格で充分に良いモノが入手出来る

続いて液晶モニター。こちらは上を見ればキリが無いのですが、ただ今回のPCパーツの価格高騰の影響を受けていないモノのひとつでもあって、それなりの製品が2~3万円くらいでも入手出来ます(有機ELなどが欲しい方は倍以上出す必要がありますが)。

例えばWQHD 300Hz対応、Fast IPS搭載のKTCのH27E6で3万円前後

これ、「3万円前後」と書いたのは、今回公開した動画を編集時には価格が一時的に38,000円台に戻っていまして、いま文章を作成する段階で見直したら再び31,485円になっていたからなんです。ちなみに先日のセール中は3万円を切っていました。ですので、大幅な価格改定がない限りは大体「3万円前後」辺りでイメージして頂ければ大丈夫かな、と思います。

また少し抑えて200Hzあれば充分、という方であれば、同じKTCのH27T22C-3で23,000円前後。(これもご覧になるタイミングによっては32,000円くらいになっている可能性があります。)

また、WQHDまでは要らない。FHDで240Hzくらい出せれば充分、という方なら同じくKTCのH27F7で16,000円前後(こちらもタイミングによって20,000円前後になります)。

KTCのモニターばかりを紹介しましたが、別にKTCの案件でも何でもなく、単純に今回この辺りのスペックで価格とのバランスが良さそうなものを選んだところ、KTCのモニターが評判含めて良さそうだな、と思い、実際に検討もしたからです。勿論ご自身のお気に入りのメーカーで程良い価格帯のモノがあればそれがオススメです。

ちなみに私は何だかんだと悩んでいるうちに「もう1万上げれば○○になる」「更に1万上げれば」となってしまって、結局選んだのがちょうどその頃発売されたばかりのINNOCNのMiniLEDモニター、GA27T1Mでした。

折角5.5万円くらいかけて購入したのに、前述のようにミニPC自体がHDMI2.0で144Hzまでしか出せず宝の持ち腐れになってしまったため、私のメインPCのゲーム用に使っていたサブモニター(HP OMEN)と入れ替えて今使っています。なので、ミニPC側はHDMI2.0で144Hzまで対応のHP OMENになっています。

このミニPCのために張り切って買ったINNOCNのMiniLEDモニターが宝の持ち腐れだったため、急きょメインPCのサブモニターと入れ替え。

しかも長らくメインPC側ではモニターアームに付けて使っていたこともあって、純正のスタンドと台座部分を引っ越し時に処分してしまっていたためデスクに設置できず、サンワダイレクトのモニターアームを別途購入しました。12,800円でミニPCは買えたのに、案外他の部分で追加出費してます(更に後述のWi-FiのUSBドングルなど)

モニター以外、キーボードやマウス、ゲームパッドやヘッドホンなどは手元に余っていたものを流用したので追加出費はありませんでしたが、この辺りも人によって拘る部分(キーマウ派ならそれぞれを拘りたいでしょうし)が違うと思いますので、各自拘る楽しみもあるんじゃ無いか、と思います。

私はとりあえず手元に余っていたモノで間に合わせましたが、この辺り拘る楽しみもありそうです。

いや、もちろんとにかく安く済ませたい、というのも勿論ありなんですが、本体コストがあまりかからない分、この辺りの足回りにコストをかけられるのもこの構成の魅力かな、と個人的には考えています。(それにそうして拘ったモニターやキーボードやマウス、ゲームパッドやスピーカーなどは、後々ゲーミングPCなどを購入した際にも流用出来ますしね)

高リフレッシュレート、高FPSが欲しい方はミニPCの「映像出力端子」の種類とバージョンに注意

あと、一点気を付けたいのは、安いミニPCの場合、付属のWi-Fiアンテナが弱くてネット回線が不安定な場合もあります

私の買った12,800円のミニPCがそうでして、我が家のWi-Fiルーターのすぐ前に置いても通信が安定せず速度も出ず、結局ELECOMのWi-Fi子機(USBドングル)を購入しました。

一応有線(Ethernet)端子も付いていて、そちらにLANケーブルで繋いだ際には通信は安定していたので、有線であれば問題はなさそうだったのですが、私はルーターから少し離れた場所でこのPCを使いたかったので。思わぬ追加出費でした。

Wi-FiのUSBドングル子機は思わぬ盲点、追加出費でした。
すべてのミニPCのWi-Fiが弱いわけではないと思いますが、極端に安いモノを買う場合は注意が必要です。

メモリ価格高騰の今、ゲームを遊ぶ「選択肢のひとつ」として是非検討してみてほしいな、と思っています

ということで、今回組み合わせた私のクラウドゲーミングPC、私の場合には配信や動画編集等も行うハイスペックのデスクトップPCもあるので、もちろんこのミニPCがメインのゲーミングPCという訳ではありませんが、気軽に遊べる端末として選択肢の一つに入れておくのはかなり魅力的だと思います。

実際、このミニPCにはGeForce NOWとXbox GamePassのアプリ版くらいしかインストールしてないので、起動も速いですし、動作も安定しています。

もちろん前半で書いたように、GeForce NOW自体は毎月サブスク料金がかかります。Ultimateプランなら年間35,800円、Performanceプランなら17,900円となります。

ただ、例えば今回RTX5080に対応したように、新しいGPUへの対応もされますし、メンテナンスやゲームのインストールの必要もありません。最新のゲーミングPCを年間3.5万円でレンタルしている、と考えれば、充分に現実的なのではないか、と思います。

モンハンワイルズをGeForce NOWで遊べると知ったけど、そもそもクラウドゲームサービスがよく分からない方へ GeForce NOWの基本的な部分を中心にまとめました

最初でも触れましたが、少なくとも2027年くらいまではメモリの供給は安定せず、価格も高止まりになると考えられています。

当然メモリ以外にも、DRAMを使っているGPUやストレージなどにもその影響は出てくるでしょうし、そうした中で今から新たにRTX5080のゲーミングPCを購入することを考えたら、とりあえず今手元のPCで遊べるものは遊びつつ、最新のAAAタイトルやハイスペックが要求される、もしくは折角ならハイスペックで遊びたいゲームだけこのクラウドゲーミングPCで遊ぶ、という使い分けもアリなんじゃないかな、と思っています。

私の場合には今回のこのクラウドゲーミングPC、メインPCは別にある、とは言ったのですが、私のメインPCのGPUがRTX4080なのです。それに対してクラウドゲーミングPC側はGeForce NOW UltimateとはいえRTX5080、ということは、最近発表されたDLSS4.5にも対応しているんですね。

ということで、ゲームによってはクラウドゲーミングPCを使った方がパフォーマンスが出て快適、という状況もあって、そこは少し複雑な心境だったりします。

あとは折角手頃な価格でこうした環境を組めたので、折角なら文中でも触れたようなキーボードやマウス、ゲームパッドやスピーカー、ヘッドホンなども拘ってみたいですね。色味を統一したり、一部で人気の#desksetupみたいなデスク周り環境をメインとは別にひとつ作り上げてみたい気もしています。新たにゲーミングPCを一台購入してそうした環境を作る、となると大がかりな計画になってしまいますが、本体が手頃な分、また用途が限られている分、それに特化させたデスクを作ってみる、というのも面白いなぁ、と思いました。

ということで、今回も長くなってしまいましたが、もしあなたがこの文章で興味を持たれたら、是非試してみてください。で、「こんな組み合わせにしてみたよ」といったことを教えていただけると嬉しいです。あとは先ほどの#desksetupみたいに、良い感じのクラウドゲーミングPC環境が出来た方も共有していただけると嬉しいな、と思っています。

メモリ価格高騰の今、35万円のゲーミングPCではなく、3.5万円のクラウドゲーミングPCという選択肢 / 低価格ミニPCとクラウドゲームサービスでAAAタイトルをRTX5080環境で遊ぶ
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