今月末の帰省までメイン端末として使用中のASUS ZenFone Go(ZB551KL)。
私は基本的にスマホにケースやカバーを着けることは(ガラスフィルム等を除けば)ほとんど無いのですが、ZenFoneシリーズに関しては純正のCOVERが好印象のため、今回も早速注文してみました。
ASUS ZenFone Go (ZB551KL)専用 View Folio Cover ブラック
ASUS ZenFone Go (ZB551KL)専用 View Folio Cover アクアブルー
ZenFone Goでは「VIEW FLIP COVER」ではなく「VIWE FOLIO COVER」です。使い勝手がかなり違うな、と感じました。写真多めでご報告したいと思います。
ASUS ZenFone Go (ZB551KL)専用 View Folio Cover アクアブルー
今回のFolioカバーは現時点で2色展開です。私は今回本体色ブルーを使っていますので、色を合わせてアクアブルーを選びました。
アクアブルーという名前の通り、淡い青。光の当たり具合によっては本体同様、若干薄緑がかった色にも見えます。
View Flip Coverとの違いは、背面カバー自体を交換しないこと。
と書くと分かりにくいですが、一般的なスマホに被せるタイプのカバーです。
冒頭で触れましたが、私がASUS純正のカバーを気に入っている理由が、ZenFone自体が背面カバーを外すことが出来る(外してSIMやMicroSDメモリを挿すため)ことを活かして、背面カバー一体型のカバーだったからです。背面カバーごと換えるため、色展開が少ないと折角の本体色が意味がなくなってしまいますが、利点として正面の丸窓付きのカバー部分の厚みしか増えないので、本体の大きさ(幅)や厚さがあまり変わらないことが挙げられます。純正カバーならではの一体感が魅力です。
ところが今回は通常の覆うタイプのカバーです。
勿論完全に覆ってしまうタイプならではの良さもあるのですが、このタイプであれば純正で無くても各社から色々なカバーが出ているので、その点は少々残念でした。
厚みがかなりあるので、本体を傷からは守ってくれるものの、サイズ感が変わります。
ZenFone Go自体が税込2万円強、気軽に無造作に扱えるという性格もあるのかもしれませんが、今回のカバーはかなり厚みがあります。
無造作に置いても本体に傷が付くことはなさそうな厚みです。特に背面部分はその厚みが顕著です。計ってみたところ、厚みは3mmありました。
3mmと書くと大したことはないように思いますが、Flip Coverであれば背面の厚みはほとんど変わらないので、そちらに慣れてしまった私には結構気になります。
なお、背面部分は、手のひらの収まりが良いように本体同様に滑らかな曲面になっています。
両サイドは厚みはそれ程変わりませんが、それでも上から被せるタイプのため、ほんの僅かな厚みでも、元々5.5インチのスマホということもあって、大きさと厚みを感じます。
View Flip Coverを私は評価していますが、ただ背面カバー自体を交換するため、傷の付きやすさは変わりません。それに比べて覆うタイプの今回のFolio Coverは、傷が気になる方にはこのように電源部分や充電端子部分も置いた時や落とした時に直接触れにくくなっているので、傷は付きにくくなるかもしれません。
今回のZenFone Goの綺麗なブルーの背面色が隠れてしまうのは残念ですが、このアクアブルーとの組み合わせは悪くはないな、と思います。
画像を見た第一印象ではかなり安っぽい色のような気がしたのですが、その点はホッとしました。ただ、傷や汚れが付いた時には目立ちそうです。
スタンドとして横置きも可能です。
今回はFolioカバーということで、背面部分を曲げることで、横置きのスタンドとして使うことも可能です。
ZenFone Goを横置きスタンドとして使う用途を今のところ私の中では特に見いだせていないのですが、普及価格帯、入門機として幅広い層に希求していくことを考えると、背面カバーが外しにくいこともありますし、こうした分かりやすい通常カバーのほうが受け入れられやすいのかもしれません。
前面の丸窓を活かしたASUS Coverは健在。
正面カバーの開閉でロック、ロック解除が出来るのは相変わらず便利ですし、閉じている時に丸窓上に「時計」や「天気」「音楽プレーヤー」「カレンダー」などを表示出来るのは面白いな、と思います。ただ、左右にスライドさせるよりもカバーを開いてしまった方が楽なので、私自身は「時計」と「天気」だけしかONにはしていません。
Laser同様、背面ボリュームボタンへのアクセスを考え、丸窓はくり抜かれています。
この丸窓部分が特に透明のカバーがあるわけではないので、Laserの時から一部では不評でした。穴が空いていたら液晶自体を守ってくれないじゃないか、という意見です。
また、穴が空いていること自体が何となく格好悪い、という感想もあるようです。
ただ、ここを透明のカバーで覆ってしまうと、カバーを折り返した時に、背面ボリュームボタンを操作できなくなってしまうんです。Androidアプリの中には例えばKindleやFeedlyなど、ボリュームボタンで「進む」「戻る」が出来るものがあり、重宝しているので、ここは私としては開けていて正解だと思っています。
ただ、今回もLaserの時同様、惜しい(残念)と感じる部分がありました。詰めが甘い、とも言えます。
上部カメラレンズ部分に丸窓部分の縁が一部かかってしまっているんです。少しずらした状態で撮らないと、撮影時に縁が写ってしまいます。
あと数㎜窓が大きくなる(もしくは窓の位置が上に少しずれる)だけでこうしたことは起きないことを考えると、ここは改善して欲しかったな、と思います。
販売価格2,894円。純正として精度は良いものの、色とデザインが限られているのが悩み。
気になる点ばかりを挙げましたが、モノとしては悪くありません。ASUS純正だけあって、本体との一体感もありますし、色も悪くありません。私自身は結構気に入っています。
単純に毎回このカバーは買っているので、どうしても「今回もここは改善されなかったのかぁ」とか「ここは前回の方が良かったなぁ」といった比較になってしまうのですが、普通にカバーが欲しい方にとっては「充分に良いじゃん」と感じるのではないか、と思います。
元々このタイプのカバーが欲しい方は蓋が付いている(ブック型の)使い勝手は分かった上で選ぶでしょうし、厚みが出ることも、傷を防ぐ、といった点から考えれば、きちんと役割を果たせているとも言えます。
毎回きちんと純正のカバーを出し続けている姿勢にも好感を持っていますし、現在妻が愛用中のMaxも(何故か後発のGo用より遅れていますが)間もなくView Flip Coverが発売予定です。(ただ、黒だけ、という点と、価格が2,354円と妙に安いのが不安なところ。Maxは本体自体の仕上げが綺麗な分、気になります。)
ASUS ZenFone Max (ZC550KL)専用 View Flip cover ブラック
あとは、こちらはView Flip Coverながら、画像を見た限りでは今回のGoのFolio Cover同様、覆うタイプのような気もして気になっています。こちらも購入予定なので、届いたらまたご報告したいと思います。
追記:2016年4月25日 更新 VIEW FOLIO COVERブラックも購入しました。
今回のサンプルレビューで本体色ホワイトを使っていることもありまして、VIEW FOLIO COVERも改めてブラックを購入しました。白に黒の組み合わせがどうかな、と購入までは少し心配だったのですが、実際に使ってみるとこちらはかなり好印象です。