最近は続々と音楽配信サービスが日本上陸する中で、私の中でもBluetoothスピーカーやイヤホンを試す機会が増えてきました。Chromebookで集中して作業するときに、バックグラウンドでClassic FMを流しっぱなしにするなど、意外と使用頻度も増えています。
そんな中、本当に最近はありがたいことに音楽系のガジェットの提供レビューのご提案を頂けるようになりました。今回はモバイルバッテリーやBluetoothスピーカーなど、過去かなり色々な商品を提供頂いているOMAKERのBluetoothイヤホンです。
過去何度もご提供頂いている、という時点で評価がどうしても甘くなりがちですが、その分Bluetoothの商品は少しずつ手元に増えてきていますので、常々感じていることも含めて正直にレビューをしていきたいと思います。
Bluetoothイヤホンは既にEC Technology H-07を愛用中。
Bluetoothイヤホンに関しては、先日EC Technology様からご提供いただいたH-07というモデルが既に手元にありまして、大きな不満もなく必要なときにはこれを使っています。
今回のOM-HP100同様、ハンズフリーでジョギングを想定して作られているようですが、普段使いとしてもコードの取り回しを気にせずに使え、持ち歩けるというのがワイヤレスイヤホンの魅力です。
今回のOMAKER OM-HP100の違いと魅力。それはMic付属なこと。
基本的にBluetoothイヤホンである時点で、既に愛用中のH-07と大きな違いはないのですが、今回注目したのはこのOM-HP100にはMic(マイク)が付いている、ということです。
この大きなボリュームボタンの下に見える小さな穴がMic部分。電話の応答がこれで出来るようです。まだ試せていませんが。また意外とこのモデル、凄いんですよ。説明書見て知りました。
「二つのデバイスと同時ペアリング」し、「二台のスマホの電話応答の転換」が可能だそうです。
要は、片方のスマホで音楽を聴いている時に、もう一台のペアリングしたスマホに着信があった場合には、ボタンを押すと電話応答が出来るそうです。
このペアリングと電源と兼ねたボタンですね。充電中はここが赤く点灯します。
ただ、先ほどiPhoneとChromebookという異色の組み合わせで同時ペアリングをしたのですが、切り替えがイマイチよく分かりませんでした。
要は私は未だ使いこなせていない、ということです。
それ程ボタンも数多くないですし(というか、音量ボタンと先ほどの電源兼応答ボタンのみ)対して操作は難しくないはずなんですが。この辺りは届いたばかりなので、これから使い込んでいきたいと思います。
付属品その他と、使い始めて気になった点を挙げてみます。
まずは付属品について。
箱はシンプルで若干大きめです。理由はイヤホンだけでなく、ランニング用のアームバンドも付属しているため。ジョギングされる方は別途買い求める必要がなくて便利です。
充電用のMicroUSBケーブルも毎度のことながらちゃんと付属しています。
ランニングアームバンドは試しにiPhone 6を入れてみましたが、Plusも充分に入る大きさです。
バンド部分の内側には隠しポケットのような形でキーポケットもあるので便利だと思います。私のような腕の細い人間には、腕に巻いた時に余った部分が若干動かした時に腕周りに引っかかって邪魔になりそうなのが気になるところです。
肝心な音に関しては充分に満足なものの、Bluetoothということをお忘れなく。
音に関しては難しいことは分かりませんが、元々私のお気に入りのカナルタイプですし、CVC6.0のノイズキャンセリング等々基本は踏まえていますので、充分に満足です。
ただ、Bluetoothですので仕方ないとはいえ、視聴環境によっては音飛びが気になりますね。これはこのOM-HP100に限った話ではないのですが。
ひとまずChromebook FlipでWi-Fiで繋ぎつつこのBluetoothイヤホンで音楽を聴きながら作業、というのは中々に手強いです。出だしは心地よかったのですが、数分経つと音飛びがし始めます。
ということで、私は音楽ファイルを保存しているZenPad 7.0で聴くことにしました。iPhone 6だと16GB版なのと、Apple Watchも繋いでいるし、で通話応答等はしたくないんですよ。音楽を聴くときには着信に邪魔されたくないので。
余程変則的な使い方をしないかぎり音飛びはありませんが、一応Bluetoothだということを意識しておいたほうが良いかな、とは思います。外でWi-Fi環境などですと、どうしても干渉を受けてしまう場合もありますので。
あとは、耳にした状態だと、ボタンがどこにあるのか触っただけでは分かりにくいので操作しにくい、というのは少しだけ気になるところかな。ここまでの写真でもお気づきかもしれませんが、結構ボタンが本体と一体感があるので。
かゆいところに手が届くような細かい心配りがありがたい。
何ともコメントのしづらい感想になっていますが、個人的にこのOMAKERのモデルの気に入っている点が2つあります。
一つが、上記の電源兼電話応答ボタンを押すと、押したことで今どうなっているのかが英語の音声がイヤホンから聞こえてくること。例えばPower OnとかConnectingとか、ペアリングとかPower Offとか、その都度イヤホンから音声で案内してくれるのです。これは数少ないボタンで色々な機能を持たせるこのタイプのイヤホンとしては非常に親切でありがたいと思います。
また、この写真中央部分のコードの左右をまとめてくれている部分。上下にスライドさせて調整できます。こうした心配りがにくいのがOMAKERの魅力でもあります。説明書もコンパクトな割に押さえるべき部分は押さえてあって、きちんと12ヶ月間の保証期間もついていますし。
Bluetoothイヤホンも乱立状態ですが、その中でも安心してお勧めできる一品です。
良いBluetoothイヤホンだと思います。このジャンルってどこも値段的にも性能的にも競合していて大きな違いが出にくいのですが、その中でも細かい部分の心配りなども含めて悪くありません。この辺りはさすが今までモバイルバッテリーやBluetoothスピーカーでも良品を出してきているOMAKERだけあると思います。
では、前回レビューしたEC TechnologyのH-07とどちらを選ぶか、と言われると悩ましいところ。価格はほぼ同じです。ただ、ジョギングをされる方ならランニングアームバンド付きというお得感があります。また、イヤホン単体で通話の応答もしたいのであれば、Mic端子も付いているOM-HP100かな、とも思います。(H-07も応答は出来ますが、通話はスマホのマイクを通して)
それに対してH-07は「Apt-X対応のCSR社製「CSR8645」チップを採用し、Bluetooth伝送中、遅延が少なくタイムラグもほぼがない」というのも大きな魅力です。Apt-X対応のスマホなどを持っているのであれば、それは大きなアドバンテージになると思います。(OM-HP100には特に対応の表記はなし)
デザインは配色も含めて意外と印象が変わりますから。好みが分かれるところです。
ただ、両方使った限りでは、大きな違いは今のところ見いだせずにいます。
手元に両方あるので、これから交互に使いながら使い勝手を見ていきたいな、と思っています。あちらのレビューもあれで終わりのつもりは全く無いので。もちろんこのOM-HP100も同様です。