当ブログで現在もっともアクセスが多い記事が「[生活] 三菱UFJ-VISAデビットの利点と弱点。それでもこのカードを愛用する理由。」です。書いてからまもなく1年が経ちますが、未だに圧倒的。これが少しでも(VISA or JCB)デビットカードの普及に役立てば良いな、と思っています。
さて、そんな私がせっかくなので楽天銀行のデビットカードを久しぶりに申し込んでみたのが5月。とっくに届いていたのですが、ご報告がすっかり遅れていました。
[生活] 三菱UFJ-VISAデビット愛用の私が楽天銀行のJCBデビットカードを申し込んでみた。
理由は、ほとんど今まで通り三菱UFJ-VISAデビットでほとんどの用途が問題なかったから。メインバンクが私の場合三菱UFJ銀行にしているので、どうしても楽天銀行の使用頻度が減ってしまっていたのも一因です。
ただ、(VISA or JCB)デビットカードを愛用している私としては、やはりこれは一度取り上げておきたいと思っていましたので、改めてご報告します。
私のJCBに対する特別な思い。
JCBは1961年設立の日本の企業です。
1961年の創立以来、当社は、日本にクレジットカードという新しい支払方法を導入したパイオニアとして、お客様の利便性向上と魅力ある商品・サービスの提供に尽力してまいりました。1981年には、日本発唯一のクレジットカード会社として独自の国際展開を決断し、それ以降国際ブランドを運営する企業として、世界を舞台に多様な事業を展開しております。
その企業体質やその他云々は知りませんが、ひとまず日本発唯一のクレジットカードとして展開してきた歴史があります。
私はそこに心惹かれます。たとえ使えるお店が多少VISAなどに比べて少なかったり、使い勝手が悪かったりしても。JCBってちょっと特別なカードではあるんです。別に右でも左でもなんでもありませんが、日本人としては日本のクレジットカード会社を応援したい気持ちがあるのです。
ちょっと特殊だけれど世界で初めて生まれたクレジットカード、アメリカンエキスプレスと同じようなものですね。もっと使い勝手の良いカードがあったとしても、アメックスが良い、という人がいるのと似ていると思います。
楽天銀行デビットカードには今まで通りVISAとJCBがあります。
今の三菱UFJ-VISAデビットを使う前は私は楽天銀行のVISAデビットを愛用していました。使い勝手に全く不満はありませんでした。対応も良かったですしね。単に楽天銀行というネットバンキングが自分の生活スタイルに合うか合わないかで、三菱UFJ銀行を今はメインバンクにしている、というだけです。
楽天銀行VISAデビットとJCBデビットの違い。
一番の違いはVISAとJCBの加盟店の違いですが、日本ではそれほど気にする必要はないかな、と思います。今まで余程JCBで不便を感じたことがある方以外はお好みで選んで良いかと。
あとは年会費の違いです。VISAデビットはゴールドで税込3,086円、ノーマルで税込1,029円。JCBデビットは現時点では永年無料となっています。とりあえずデビットカードを試してみるというのであればJCBがオススメです。
三菱UFJ-VISAデビットは還元はキャッシュバックになります。毎月使用した金額からキャッシュバック分が口座に入金されます。それに対し楽天銀行の場合は楽天ポイントでの還元。これがVISAデビットはゴールドで1,000円につき5ポイント(0.5%)、ノーマルで1,000円につき2ポイント(0.2%)。JCBデビットは現時点では100円につき1ポイント(1%)となっています。
楽天銀行デビットカード(JCB)|楽天銀行デビットカード|楽天銀行
楽天銀行デビットカード(Visa)|楽天銀行デビットカード|楽天銀行
還元率や年会費のことを考えると気軽に持てるのはJCBデビットカード。ただ、この辺りを微々たるものと考えるのであれば好みで選んで問題無いと思います。
結構勘違いされている「誰でも無審査で持てる」
VISAデビットについて取り上げているサイトによっては、「無審査で持てるので、誰でも持つことが出来ます」と書かれているところもあります。まぁカードの情報サイトって大半はアフィリエイト目的で大量に作っている方もいますし、コピペで済ませてその後の変更や指摘にもチェックや修正をしないところが多いので仕方ないのですが、この辺りは難しいところです。
楽天銀行JCBデビットに関しては、口座残高不足で引き落としが出来ない状態がしばらく続くと、信用情報機関へその旨を通知記載する旨が、最近になって加わりました。別に普通に使っている分には全く問題ありませんが、何ヶ月も滞納するような悪質な場合にはそうした処置もあるということを覚えておいたほうが良いと思います。
使えない場合が幾つかあるので、それだけチェックしておきましょう。
使い勝手に関しては、過去何度も暑く語っていますが、クレジットカードを持っている人でも一枚は持っておいて損は無いカードだと思います。つい何かにつけてクレカを使ってしまう癖のある人、また自分の支出が把握できない人、物欲に負けやすい人から新社会人まで、自分の金銭感覚と知識や経験を養う上でこれほど便利なカードはありません。
大抵の用途はこれで十分ですし、私は実際ほとんどこれしかカードは使っていません。
ただ、一部困る時があるんです。それがまだ日本でもまだまだ信用が無い、認知されていない理由でもあるのですが、とともに即時決済引き落としというシステム上仕方が無い部分でもあります。そのパターンが幾つかあるので、そちらだけ自分の用途に合わせてチェックしつつ、場合によってクレカと併用して使いましょう。
デビット機能が使えない場合|楽天銀行デビットカード|楽天銀行
私の場合、JustsystemのATOK Passportや一部のオンラインサイトの決済で一部決済や登録が不可の時がありました。会社によっては実際に決済処理がかかるのがデビットカードでも数日後だったりする時があるので、そういうサイトは結構引っ掛かりやすいです。
あとは、先日Apple WatchをSoftBankで割賦購入しようとした時にはしっかりダメでした。もともと月々の携帯料金の支払いにデビットカード自体が使えないことも影響しているようです。SoftBankの店員さんがその時言った「私もアメリカで生活していましたけど、日本は更にVISAデビットは信用ありませんから、ほとんど使えないんですよね」という言葉が未だに残っています。実際は携帯電話などごく一部ではあるのですが、その店員さんのアメリカ生活時における痛い経験も色々重なってのことだったのだと思います。爽やかな素敵な方でしたが。
三菱UFJ銀行、楽天、そしてVISA、JCBそれぞれに得手不得手があるので。
私のような組み合わせで持っておくのも無駄にはならないと思います。私、結構この2枚持ち(3枚見えるのは、一枚は夫婦の生活用の口座にもVISAデビットを持っているので)気に入っていますから。場所によって状況によってうまく使い分けると、無駄な負債が増えずにかなり身軽になります。
食わず嫌いはせずに、これらの銀行の口座をお持ちでしたら、是非一度試してみてくださいね。