[1091-201512] 「瞬発力」と「想像力」。外国語を話せるようになるために必要なポイントはこの2つです。

[1091-201512] 「瞬発力」と「想像力」。外国語を話せるようになるために必要なポイントはこの2つです。

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外国語習得に関する文章や勉強(学習)法はたくさん出ていて今更感もありますし、そんな簡単なポイントがあれば今頃誰でも簡単に外国語を習得しているはずなのですが、ここ最近ある書籍を読んでいて、また全く関係ない方面のイベントに先日たまたま出たことがきっかけで思い出したので。

ある書籍というのは先日もご紹介した、NHK語学講座「英会話タイムトライアル」の講師でもあるスティーブ・ソレイシィさんが10年以上前に書かれたこの名著。

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既に月替りセールは終わっているものの、時々大幅ポイント還元などで安くなっています。更に、音声も無料DL出来て、単なる書籍版をスキャンしただけの内容ではなくページ間を飛べたりするので、出版元のアルクかなり頑張ってます。

関係ない方面のイベント、というのは日本における僅か4人しかいないエコノート(宇宙を探求し暮らす人をアストロノート、海を探求し暮らす人をアクアノートと呼ぶ)のうちのお一人、篠原 正典さんが青森県六ヶ所村の環境科学技術研究所のミニ地球プロジェクトに参加された時のお話をされたイベントでのちょっとした一言から。

ミニ地球プロジェクトに関してはまた改めて書いてみたいのだけれど、今日は冒頭の外国語の習得についてちょっと取り上げてみます。

外国語の習得に必要なスキルは「瞬発力」と「想像力」

もちろん練習だったり、習得しようという意欲だったりという基本的な部分は必要ですが、個人的に最近これを痛切に感じています。

「瞬発力」がイメージし難ければ、IP電話でもタイムラグのある電話を思い浮かべて欲しい。

「英会話タイムトライアル」自体が英語のSPR(瞬発力)を鍛える講座な時点で真新しさも何もないかもしれませんが、この瞬発力、とても大切だと改めて思います。

日本の学校でもこういうメジャーな表現を徹底して教えればいいのに、受験ではその次がaかanかsomeかということばかり聞かれる。実際の会話では、何を頼みたいかその場で通じたら○、丁寧に言えたら◎、しかもすぐ言えたら「はなまる」。冠詞などを気にして言葉が出ないのは☓。

日本人の多くは、英語にかぎらず大抵はこの最後の「正しい英語を話そうと思うあまり、冠詞が出てこない時点で言葉が出てこなくなってしまう」段階だと思うのです。勿論aかanかsomeか、というのは実際には大切な問題なのだけれど、それ以上に言葉が出てこないことのほうが、コミュニケーションである以上マイナスなのです。

実際にこんな経験はありませんか?最近私も愛用しているIP電話。私は050Plusを使っていますが、妻がこれ、結構ストレス溜めてる時があるんです。Skypeでもそうですね。何か。

相手に自分の声が届いているのか届いていないのか。
相手が黙っているのは聞こえなかったのか、それとも考えているのか。
もしくは自分の行ったことが伝わらなかった(理解できなかったのか)

が、ノイズや音飛び等で把握できない、というのはものすごくイライラするものです。

タイムラグやノイズは人に予想以上のストレスをもたらす。

ここで先ほどの篠原さんのミニ地球での実験の話を少し取り上げますが、ミニ地球プロジェクトにおいては、外部との会話にタイムラグを持たせるかどうか、というのが実験環境を設定するにおいて問題になったそうです。

ミニ地球プロジェクトの目的の一つに、将来的に人類が地球以外の場所で短期長期に渡って生活する際の精神的なストレスや環境にかかる負荷その他諸々を測定する、というものがあります。当然地球から離れている訳ですから、地球とのコンタクトにおいてはタイムラグが発生するはず。けれど、篠原さんが参加された際のプロジェクトではタイムラグは採用されませんでした。何故なら、

タイムラグなどが原因でコミュニケーションがうまくいかないことは、人間に予想以上のストレスをもたらす。

ため、その他の実験に影響が出て正しい数値が出ない可能性があったから、だそうです。

先程の内容に戻って、外国語でのコミュニケーションにおいても、黙られてしまうのが一番相手にとっては困ります。何故なら日本人同士であれば「あ、考えているんだな」「今の、聞こえなかったのかもしれないな」など想像することが出来ますが、そうでなければなかなかそこまで想像してもらえません。というよりも、相手にしてみれば想像もなにも、わからないと思います。

この人は私の言ったことが分かっているのか、それとも聴こえなかったか、それとも考えているだけなのか、話したくないだけなのか。不必要な間が開いてしまう、というのはそれだけでストレスの溜まる行為です。

そんなストレスに比べたら、この人aとanが違っている、なんてストレスでも何でもないんです。

なぜ勉強した言葉が口をついて出てこないのか。それはあなたの状況で「想像」できないから。

1020-201509_English Kindle 02

ちょっとわかりづらいですね。簡単にいうと、テキストに乗っている会話が自分の身に起きないからです。自分の身に起きたらどういう会話になるのか、もしくは自分の場合はそれをどういう言葉にして使えるのか、想像が出来ないからです。

危険なのは英語講座の「今日のストーリー」や本のDialogueを、その場で理解できただけでよしとして、終わりにしてしまうことだ。それより、覚える表現の数を最小限に絞って、自分の「英会話ネタ」の中に、その表現を徹底的に取り入れること。

英会話帳の中にはたくさんの役に立つ言葉があるかもしれませんが、頭のなかでその状況を想像できますか?例えば上記の引用した文章は「4 Not yet」ですが、この「まだダメ/まだです。」を目にした時に、自分はどういう状況でこの「Not yet」を使うかイメージできるか、そして、その時には相手とはどんな会話になっているのか、がイメージ出来ない限り、「子どもがクリスマスツリーの下のプレゼントを開けようとした時」だけしかこの言葉を使えなくなってしまうのです。(この言葉の例文がそうした状況なので)

「瞬発力」と「想像力」を意識するだけで、語学力は飛躍的に伸びると思う。

勿論これだけで伸びる、と言いたいわけではなく、幾ら大量の外国語に触れても、幾ら大量の文章や語彙を覚えても、結局些細な間違いが気になって「瞬発力」がなければ会話にすらならないし、「想像力」がなければ自分の言葉として身につかないんです。結局使えない。

何故なら、テキストなり授業なりで身につけた文章やことばは、そのままではなくて、実際の会話の中で自分たちに合わせて細部を変えていかなければならないからです。

表現を変えるなら、その時に些細な部分(aかanかsomeか、など)が気になって言葉が出ない(瞬発力がない)、子どもにNot yetは言えるが私は子どもがいない(想像力がない)で終わってしまうからです。

先日のセール以来、暇さえあればこのシリーズを開いていますが、ホント、使えますよ。簡単だと思って馬鹿にしてるとホント勿体無いテキストです。

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