[かぶ] 3万円台でそれなりに使えるWindows端末が増えた今、改めてChromebookの魅力を考えてみると思想の違いに辿り着いた。

先日ASUSのX205TAについて書きました。また、現在T100HA-128Sを主に持ち歩いています。最近はChromeboxとChromebookをメインで使ってきた私としては、これらの実売3万円~4万円(T100HA-128Sは6~7万ですが)のWindowsノートPCがそれなりに実用的であるというのは、ChromeOS端末の存在価値が薄れてしまったようにも見えますが、それは全く別だと思っています。

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今回WindowsノートPCを使っていて改めて感じたこと。それはChromebookはこれらの機種と競合する部分はあっても、方向性としては全く別物だということです。ということで、今までChromebookの魅力について暑く語ってきた私が改めてChromebookの魅力について触れてみたいと思います。

Chromebookの一番の魅力。それは身軽であるということ。

はい、いきなり訳分からないですね。身軽だなんて、あなた、何を精神的な話をしているんですか、といった感じがするかもしれません。ただ、これが意外と大事。この「身軽さ」というのがChromebook、ひいてはChromeOSの何よりの魅力です。

身軽さ その1:本体はどーでも良いんです。

もういい加減な表現ですが、まさにこのままです。本体は正直どーでも良い。つまり、必ずしも手元にある(持っている、自分で購入した)Chromebookである必要はない、ということです。持ち歩くのは究極Googleのアカウントだけで良い。あとはChromeが使えるPCでログインすれば良い。ただ、その際にはChromeOS端末がベストですが。

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例えば私は現在Chromebook(Acer C720)とChromeboxを持っています。ちなみにC720は妻と共用なので、妻が海外に医療支援活動で派遣されている時には、持って行かれちゃいます。けれど痛くも痒くもありません。困りもしません。何故なら別にC720に私のデータが入ってる訳ではないからです。

[0740-201504] 海外に支援活動で持っていくならChromebookが最強だよ、と今回改めて思った話。 | Life Style Image

私の環境は一台のChromebookに依存することがありません。あなたのChromebookを一時的に借りることも出来るんです。細かいChromebookのスペックは別としても(実際使用上大した違いはない)2時間だけ借りて、あなたのChromebookで私の持っているChromebookと同じ環境で作業することが出来ます。また、返す時にはアカウントだけ消せば形跡が残りません。あなたも自分のデータを見られる心配もなければ、Chromebookの環境を弄られる心配もありません。

これ、とても身軽です。どこででも出来る。それも簡単。速い。ChromeOSのキモは本体ではなくアカウントです。

身軽さ その2:セットアップに時間がかかりません。数分くらい?

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今回WindowsノートPCを買いました。T100HA-128Sです。これのセットアップにはそこそこ時間がかかりました。また普段デスクトップPCでWindows10を同様に使っているのですが、これも再セットアップするのにそれなりに時間がかかりました。

最近では速くなったとはいえ、例えば調子が悪くなってきた時、やはり再セットアップは気が重くなります。半日は潰れるからです。それも全く元の環境には戻りません。

また、今回のT100HA-128Sは当初レンタルでしたので、もし返却するとすれば出荷時状態に戻さなければなりません。これ自体は半日はかかりませんが、やはり面倒です。

ところがChromebookは簡単です。Powerwashという機能でほんの数分で出荷時状態に戻ります。

そこからもし再セットアップするなら簡単です。先ほどその1でも挙げましたが、単にGoogleのアカウントでユーザー作成すれば良いだけです。これも数分でPowerwash前の環境に戻ります。更に、例えばWindows PCやAndroidスマホなどでその直前までChromeを使っていれば、その履歴やブックマーク、アドオンなども全て引き継がれます。

Chromebook本体はしつこいようですが、あくまで仮の箱なんです。そこにアカウントを入れてクラウドからデータを読み込んでくるために存在するだけです。だからChromebookでもChromeboxでもChromebitでも同じです。好きなモノを選べば良い。

身軽さ その3:ウィルスや設定を気にしなくて良いんです。

そう。常に新鮮です。何故ならChromebook本体にはシステム部分しか入っていないから。ウィルスの心配もなければ、設定を変更して動作が重くなった、何かを入れて不安定になった、ということが基本的にありません。そういうことを一切心配せずに、作業だけに没頭できます。

ChromeOSの真の姿はマイコンピュータではなくマイアカウント。

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ここまでChromebookの魅力についていつもと同じようなことを書いてきました。Chromebookといえば動作の軽さが特に注目されますが、動作が軽い背景の部分、この「マイコンピュータ(懐かしい)」ではなく「マイアカウント」がChromebook(ChromeOS)の真の姿、と考えると魅力が分かりやすいのではないか、と思います。

この真の姿が自分に合うのであれば、手元に一台あると非常に便利です。

あくまでChromebookやChromeboxといったマシン自体は仮の姿なので、出来ることには限りがあります。ですので、用量用法を良く守って使わないと非常に物足りない、痒いところに手が届かない、いまいち使いこなせないモノになります。

そうした点では、一般的にはやはりWindowsノートPCのほうが汎用性は遙かに高いです。

例えば昨年私はChromebookとWindowsノートPCをそれぞれ1台ずつレンタルしました。ASUSのChromebook FlipとTransBook T100HA-128Sです。価格差はありますが、T100HAであれば実売価格は似たようなものです。

少しT100HAのほうが高いか。どちらもレンタル終了後購入することは出来たのですが、購入したのはT100HA-128Sでした。ただ、その理由はChromebookは既にC720を持っているので、改めて購入しても私の生活や用途に大した変化はないということ。であれば、+αでの用途を考えてWindows10を手元に持っておこう、と思っただけです。

[かぶ] ASUS TransBook T100HA-128S レビュー(後日談編)Chromebook+αとして常に手元に置いておきたい一台です。 | Life Style Image

Windows10はやはり用途は広い。便利です。ただ、使い勝手はその機種の性能が影響しますし、用途を欲張ればその分スペックも必要になってきます。また、あくまで環境はそのPCに依存します。

アカウントとマシンのどちらに依存するタイプが自分に合っているか。

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これは二者択一ではありません。どちらかに絞る必要なんてないんです。全くの別物ですから。どちらが優れている、ということでもありません。それぞれに方向が違うものです。

無理にChromebookを使う必要はありませんが、AndroidスマホやChromeを普段から愛用している人には使い勝手は良いと思います。あくまでアカウントに依存するので、アカウントとクラウドを育てているようなイメージを持って頂けると分かりやすいかな、と思います。

表面上は価格も似て、更に用途も似ているので、単純な「使える機能の数」や「表面上の使用感」で捉えてしまいがちですが、そもそもの思想が全く違うものです。そして、Chromebookは試しに使ってみると、思った以上に身軽で気楽に使える面白いOSだと思います。是非一度試してみて下さい。

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