ここ数日、Lenovoが発表した新作Chromebook、N23 Yoga Chromebookが国内外問わず話題ですが、ひとまず日本での反応は「特筆すべき点がない」というところでしょうか。
ただ、Chromebookで特筆すべき点が何か、と考えた時に、そもそも何か特筆するようなものがそれ程あるのか、という気もしていまして、そうした点ではスペックを眺める限り、このモデル、現時点でのChromebookにおいては弱点の少ない(特に見当たらない)不足のない11.6インチChromebookとして、個人的にはなかなか面白いのではないか、と思っています。
CPU | MediaTek MTK 8173C |
RAM | 4GB LPDDR3 |
Storage | 32GB eMMC |
Display | 11.6″ HD(1366 x 768, 250 nit) IPS antiglare multitouch |
Port & Slots | USB-C , USB-A 3.0 , HDMI , mic/audio , SD card |
Weight | 1.35kg |
Dimensions | 296mm x 206mm x 21.2mm |
Price |
教育市場向けと考えれば耐衝撃や耐水性もありますし、Convertibleタイプでタッチパネル搭載。11.6インチと考えると、競合は我が家愛用のASUS C202SAとAcer N7 C731あたりだと思うのですが、この3モデル、それぞれに価格帯とスペックに応じて綺麗に3つとも分かれているので、何を求めるかで分かれてきそうです。選びやすいかもしれません。
日本直送可で価格も時々$150台まで下がることもあるASUS C202SA。液晶がHD(1366 x 768)タッチスクリーン未対応なTNパネルですが、我が家では妻が何ら不満を感じることなくChromeのタブを30以上開きっぱなしで電源落とさずスリープ状態にさせて毎晩使っています。
タッチスクリーン対応モデル。液晶はLenovoと同じくHD(1366 x 768)のタッチスクリーン対応IPSパネルです。タッチスクリーン未対応は$210台。日本直送不可なのが残念なところ。(一応対応しているSellerはいますが)
このASUS C202SAとAcer 11 N7 C731はどちらもCPUがIntel Celeron N3060。4GB RAM、16GB Storageな点も共通です。
これに対して今回のLenovo N23 Yoga Chromebookの魅力はCPUに現在評価の高いAcer Chromebook R13と同じMediaTek製MTK 8173Cを搭載している点。そしてUSB-Cが使える点かな、と思います。もちろんConvertibleタイプであることも魅力ではあると思うのですが、こうした変則的な機能は基本スペックがある満たされて初めて活かされるものだと思っているので。
その点で前述のAcer Chromebook R13は日本でも評価が高く、現時点の一般的な使用においてはほぼ不満を感じることはなさそうです。
既にUnboxingの動画レビューも上がっていまして、
高級感はないものの、雰囲気は悪くなさそう。
既に米Amazonでは販売されているようで、日本直送は出来ないものの、$300弱と考えると11.6インチで長く使えるモデルを探している人には悪くない選択肢かなぁ、と思います。特筆すべき点はなくともスペック自体は現行のかなり良いところを押さえていますし、その点でも新鮮さはなくとも手堅くまとまった良モデルの予感がしています。