先日も取り上げました、COMPUTEX TAIPEI 2017で偶然見かけたAcerの詳細不明のSkylakeモデル、C771に待望のCore i5、8GB RAMモデルがようやく登場しました。現在米Amazonでも発売中。日本直送は不可ですが、複数のセラーが取り扱っているので、もしかしたらその中には直送可のセラーもいるかもしれません。
先日お伝えしたこのモデルの3855Uモデルが$300強でしたので、CPUがCore i5に、RAMが8GBになったことを考えると価格としては仕方ないかな、と個人的には考えています。ただ、最近の「Androidアプリ対応」「Convertibleタイプ」全盛な状況を考えると、このモデルに魅力を感じる人はそれ程多くはないのかもしれません。
Chromebookと考えるとこれだけのスペックを持ちながら画面解像度が1,366×768という点に惜しさを感じる方もいると思いますが、そもそもの本体サイズが11.6インチということを考えてもこの辺りが適正かな、と思います。私、最近12.5インチのASUS ZenBook 3でもFHD(1,920×1,080)が外での作業では辛く感じてくるようになりまして、スケーリングを125%で使っていることを考えると、FHDを求めるのであればやはり13.3インチ以上は必要かな、と思っています。
となると、このモデルを求める方は、耐衝撃、耐水製がある11.6インチでありながら非常にパワフルにストレス無くサクサク動くことを求める層だと思います。ハイスペックを活かしたシンクライアント的用途や普段の操作をストレス無く行いたい、という層には最適。個人的にはこの方向性は充分にありです。というか、こういうハイスペックのモデルがもう少し出てきてくれてもいいのになぁ、とも思っています。
ただ、手頃なサイズと処理速度はある程度トレードオフな関係にある以上、なかなか開発するのも、また販売するのも難しいのかもしれません。実際このモデルもでは果たしてどういう市場のどういう層向けに考えているのか、少し分かりにくい(見えにくい)かもしれません。
ちなみに同様の方向性のモデルとしては私も愛用するThinkPad 13 Chromebook(13.3)やHP Chromebook 13 G1(13.3)、そしてAcer自身が既に販売しているChromebook 14 for Work(14)があります。
これまた良いモデルなんですよねぇ。質感もなかなか良さそうですし。
今でも欲しいモデルの一つです。
ということで、万人受けはしづらいかもしれませんが、刺さる人には刺さるこのモデル、私も個人的には結構惹かれているところです。
Pixelbookがなければ案外この辺り手を出していた可能性も充分にあると思っています。