海外では「もし今Chromebookを買おうと思うのであれば、ひとまず10月4日のGoogleの発表会まで待て」というのが一般的な意見になっているようですが、私はGoogle+のChromebookコミュニティや海外サイト等を眺めながら一人で盛り上がっております。
ここ最近取り上げた気になるChromebookも続々と海外のサイトではPre Orderを開始していたり(例えばAcer Chromebook R13など)、あまり動きが無さそうに思えていたChromeOS界隈も実は意外と賑わいを見せていたのだなぁ、と思います。
今回もそんな中から、いつの間にか日本へも一部発送可能なSellerが出てきている、少し高価格帯のChromebookの話です。
Acer Chromebook 14 for Work、良いよね。
前回取り上げた「Google Playストア未対応ながら2016年後半において魅力的な3台。」の内の1台、AcerのChromebook 14にはビジネス仕様モデルがあります。それが「for Work」。既に日本でも幾つかのサイトが発表時に取り上げています。
USB-CとCore iを搭載する高性能Chromebookをエイサーが発表、122cm落下にも耐える軍用級ビジネス機 – Engadget Japanese
Acer Chromebook 14 for Workが欲しくなる。 | HelenTech.net
もちろん海外では既にレビューも上がっています。
Acer Chromebook 14 for Work – Full Review and Benchmarks
MIL-STD 810G に準拠。だけでなく、スペックから仕上げまで格好良いよね。
もう動画見ちゃえばほぼその特徴(魅力)は伝わってしまいそうなくらい、これビジネスだけでなく様々な現場で使えそうなモデルだな、と思っています。(重さがあるので教育機関で小中学生が常日頃持ち歩くには手強いですが)
勿論一番の特徴は「MIL-STD 810G に準拠」した落下や高温、低温、湿度、振動、雨、砂及び塵への耐性や耐荷重、などですが、だからといってゴツさはありません。
ただ単にゴツくてタフなだけのChromebookであれば私はそこまで惹かれなかったと思うのです。それは私の普段使いには向きません。私、そんなタフな環境におりませんので、そんなモノ持ち歩いたら私自身の方がタフになってしまいそうです。
このモデルの良さは、基本的なスペックが最近気になっているハイスペックのChromebookと同様のモデルも用意されていること、そしてそれらを組み合わせながらもデザインもなかなかグッとくる、という個人的に(重さを除けば)隙の無い仕上がりにあると思っています。
4モデルが展開されていて、$349.99から上は$749.99まで。CPUや最大解像度、RAM容量などの違いがあります。個人的に気になっているのはやはり$599.99と$749.99のモデル。ちょうど私の気になっていたHP Chromebook 13 G1と価格帯が被ります。
Acer 14 for Work | Acer 14 for Work | HP 13 G1 | HP 13 G1 | |
型番 | CP5-471-312N | CP5-471-581N | W0T00UT#ABA | W0T01UT#ABA |
CPU | Intel Core i3-6100U | Intel Core i5-6200U | Intel Core m3-6Y30 | Intel Core m5-6Y57 |
2.3GHz | 2.3GHz | 900MHz up to 2.2GHz | 1.1GHz up tp 2.8GHz | |
RAM | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB |
解像度 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 | 3200 x 1800 | 3200 x 1800 |
Interfaces | USB 3.0×2 / USB Type-Cx1 / HDMI | USB 3.0×2 / USB Type-Cx1 / HDMI | USB 3.1×1 / USB Type-Cx2 | USB 3.1×1 / USB Type-Cx2 |
重量 | 約1.45kg | 約1.45kg | 約1.29kg | 約1.29kg |
実売価格 | $680.94 | $718.11 | $593.50 | $785.87 |
ちょっと米AmazonではCP5-471-312Nの実売価格が一時的に上がっていますが、同じ価格帯で並べるとこんな具合になります。勿論HPは13.3″、Acerは14″ですし、Acerのfor Workには先ほども挙げたような耐衝撃や耐水(排水)といった表に表れにくい魅力があります。
Acer Chromebook 14 for Workか、HP Chromebook 13 G1か。
一応どちらも現時点でようやく日本にも発送可能なSellerが出てきたので今回取り上げたのですが、こうした選択肢が増えてきたのも嬉しいな、と思います。ここ最近価格別に色々なモデルを取り上げていますが、自分の用途や関心の度合いによって今まで低価格帯のみだったChromebookにも幅広い選択肢と可能性が出てくるのはありがたい限りです。
そうした中で今回の$600~$800となると、馴染みの無い方にとっては「えっ?それならWindowsなりMacBookなり買った方がいいじゃん。」と思われそうな価格帯です。けれど、それが良いんです。何故私はこんな価格帯のChromebookに惹かれるようになってしまったのだろう。
で、この2つのモデル。似ているようでいて、結構異なるモデルだと思っています。とはいえ、Chromebookならではの魅力、と考えた時に、まだハッキリとした形では自分の中では結論がありません。
ただ今、私の新たな相棒が厳かに米国国内を移動しております。これが届いたらもう少し具体的な魅力が伝えられそうな気もしています。
26日に注文して、1日と経たずSellerから「発送したよ」通知が来たので「これは予定より早く届くか!?」と思わず期待してしまったのですが、eBayを利用されていてUSPSで送られてくることが多い方ならご存じのように、あくまで伝票が発行されただけ。現物がPicked Upされたのは3日後。ただ今LAS VEGASにおりますので、いつ頃飛行機に乗ってくれるか楽しみに待ちたいと思います。