前回に続いて、OMAKER社提供によるBluetoothスピーカーのレビューです。当初はこれからの時期に合わせて前回のM5とW4のレビューを依頼されたのですが、私の場合既にW4は購入して日々愛用していることもあり(レビュー済)、そこで今回は同じくOMAKER社取扱商品の一つであり、以前から気になっていたスピーカーのレビューとなりました。それが、Fenda社のBLADE W30です。
Fenda 薄型Bluetooth4.0スピーカー マイクロSDカード挿入可能ポータブルスピーカー【5Wデュアルドライバー/NFC対応/マイク内臓/SDカード挿入可能】ブラック
今回提供頂いた商品はこちら。
私自身がもともと黒x赤の組み合わせが好きなこともありますし、OMAKER社の現行のスピーカーはM4、M5を筆頭に防水防塵などアウトドアを意識したものが多いので、少し雰囲気の違うものを試してみたい、というのがきっかけです。
OMAKER社現行商品の隙間を埋める、少し雰囲気の異なるポータブルスピーカー。
価格帯としてはM4とM5のちょうど中間。出力も同じく中間です。
同じOMAKER社のW4とは違ったコンパクトさで、イメージ画像ではジーンズの尻ポケットに入りそうな雰囲気です。サイズ的には入りますが、
隣の5.2インチスマートフォン、Huawei P9と違って厚みがそこそこあるので、余程ゆったり目でポケット大きめでないと入らないと思います。まぁこれくらいの大きさのチェーン付き長財布入れてる人もいるので、それに比べれば薄いので入るといえば入りますが、あまり格好良くはないと思います。
眺めてみると、低価格からW4→M4→W30→M5と綺麗に並びます。ちょうど穴を埋める形でFenda社のこのスピーカーが入ります。商品展開としても良いバランスだと思います。
電源は独立。Bluetooth-AUX-TFモードの切り替えが可能・・あれっ?
電源ボタンは充電端子とともに向かって右側面にあります。
上部は左から「Bluetooth」「音源モード切替」「曲戻し/音量ダウン」「曲送り/音量アップ」「一時停止/音楽再生」「通話」と並びます。音源モード切替ボタンにより、BluetoothモードとMicroSD(TF)モード、有線モードの3つのモードの切替が出来ます・・って、あれ?どこかであったな、このパターン。
前面部分。それぞれの操作ボタンが独立しているのは非常に好印象です。左端のMはモード。Bluetoothだけでなく、「TFカードモード」「AUXモード」に切り替えることが出来ます。「TFカードモード」は聞き慣れない言葉ですが、microSDカード再生モードです。microSDカードを背面部分に挿すことで、カード内の音楽ファイルを再生することが出来ます。これはこの価格のスピーカーとしては面白いですね。
起動時、モード切り替え時のガイド音声がうるさいお馴染みのパターンだった。
いえ、別にオリジナルな独特の操作方法というわけではないのですが、過去色々なBluetoothイヤホンやスピーカーを試してきた中で、メーカーが違ってもある程度パターンのようなものがあることに気付き始めておりまして・・。
このタイプのスピーカーだと、恐らく・・
「Power On….Connected.」
やはり同じ英語のガイド音声ですか。しかも無駄に大きい。このタイプ、ペアリングしても音楽再生しないで放置してると、突然ガイド音声が流れる(しかも同じく大きい)んです。夜中に聴くのに躊躇われるんですよ、ガイド音声大きいと。
早速光ってくれます。ただ、Bluetoothスピーカーはこれが3つめですが、電源ON時の「Power On」やモード「Bluetooth Mode Connected」など音声で知らせてくれるのですが、この音量が大きすぎます。夜静かな場所で使うには、ちょっと突然音声が流れると驚きます。妻が寝ている時間に電源を入れてうるさい、と既に数回不機嫌にさせてしまいました。
今まで幾つかのBluetoothスピーカーを使ってきましたが、色々な理由があるのでしょうが、無駄にガイド音声大きいのが意外とあるんです。これ、広い部屋やアウトドアを想定しているからでしょうか。我が家のような狭い部屋で夜に聴くには毎回嫌がらせでしかないんですが。
向こうでは、日本の場合のスマホのシャッター音とスクショ音と同じように何か自主規制か規制でもあるんでしょうか。電源ON時にある程度の音量でガイドをしないと犯罪に繋がる、みたいな。
あくまでOMAKER社ではなく、OMAKER社取扱のFenda社のスピーカーです。
今回のモデルはOMAKERではなく、OMAKER社取扱のFenda社のスピーカーということもあるのでしょうが、音のイメージとしては他のOMAKER社のスピーカーと少し印象が違います。悪いわけではなく、傾向の違い、かな。どちらかと言えばSoundPEATS社で出しているスピーカーに近い気がします。どちらも好きなんですけどね。ガイド音だけが惜しいです。
MicroSD(TF)モードなど、OMAKER社のM4やM5には無い機能もありますし、これは好みの問題でもあります。
背面部分の手触りなど、この価格で考えるとサイズやデザインも含めて良好ですし、音も悪くありません。出力5Wのデュアルドライバーはやはりそれなりに良い音を流してくれます。使っていく上でスピーカーもこなれてくるでしょう。もともと気になっていただけあり、私は結構好きなんです、このスピーカー。
ただ、電源ON時やモード切り替えにはガイド音声が耳障りにならないよう、若干周りに配慮しましょう。(大音声ではありません。あくまで無駄に耳障りなだけで、人によっては全く気にしない場合もあります。)
鞄に入れて持ち歩くにもこのコンパクトさはかさばらなくて良いと思います。スマートフォンとほぼ変わらない大きさで一緒に持ち歩けるワイヤレススピーカーとして、アウトドアとはまた違った用途で探している方には価格を考えても充分にお薦め出来るモデルです。
Blade(W30) Slim Portable Bluetooth Speaker | Fenda Technology