今回は腕時計について、Life Style Imageなりの定番品を定義してみたいと思います。
これは誰でも同じ訳ではありませんし、一生ものです!なんて言うつもりもありません。
結果として気がついたら長く使っているなぁ、というものが、自然となるものだと思いますし。
そんな中で定番品と書いたのは、あくまで自分の中の基準となる物をある程度定めておくと、そこから大きくぶれることがなくなるからです。
それを人によっては詰まらない、と取る人もいると思うし、私も決して面白いと思っている訳ではありません。
ただ、革靴を例によく私は「革靴に興味のない人はストレートチップ一択」と書いていますが、それと同じ考え方です。
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などという前振りはいつものことで、このまま終わることも多いので、早速Life Style Imageなりの腕時計の定番を挙げてみます。
CASIO STANDARD DIGITALとSEIKO 5、この2つで終わるし全く終わらない。
はい。終了です。
この2つ、恐らく今もこれからも、時計雑誌で取り上げられることは皆無だと思います。旨味がないので。
CASIOのほうは、ファッション誌にコーディネートの一部として写ることはあると思いますが。
CASIO STANDARD DIGITALで、デジタルの良さが分かるんです。
デジタル時計って今では安っぽい時計の代名詞になっていますが、元々は夢の道具だったんですよね。
どれだけ薄く出来るか。どれだけ機能を詰め込めるか。小さい頃、そんな夢に溢れていませんでしたか?
それを実現し、今世界の至るところに大量に広げることが出来たのが、CASIOとSEIKOだと思います。
ちなみにSEIKOに関しては今回SEIKO 5を挙げました。SEIKOの歴史において、途切れることなく50年以上続いている唯一のシリーズ。グランドセイコーだって、途中一回途切れていますから。
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今、腕時計なんて要らない、と言われながらも、それでも腕にする人がいるのは、何故でしょう?
必要だから、と言う人が大半だとは思いますが、そこに趣味性や、何となく、お洒落の一つ、色々加わると思うんです。
この2種類で、機械式時計と、デジタル時計の基本を知る。
あ、機械式時計ってこんな感じなんだ。あ、デジタル時計って安っぽいイメージだったけど、意外といいな。
それでもう充分になっちゃう人もたくさんいると思います。それくらい基本はしっかりしているので。そういう点ではこの2本で「終わります」。
けれど、終わらない人も出てくると思います。ますますこの2本のバリエーションに入っていく人もいれば、本格的に時計に興味を持っちゃう人もいると思うのです。そういう人にとっては「終わりません」
そうなったとき、この「基本」であり、「定番」であり、「スタート地点」がとても大切になってきます。何となくで衝動的に選んだ腕時計は、基本、ものさしになりにくいんです。それを基準に見ていけなくなる。5年後、10年後も基準として考えられる時計ってそうないんです。
そして、SEIKO 5もCASIO STANDARD DIGITALもそれになり得ると私は思っています。何故なら、ずっと変わらず、世の中に、世界に、地味に受け入れられてきた、決して派手ではなく、メディアにも取り上げられることのない、隠れた定番だからです。
だから、この2本で充分です。あとは腕時計雑誌や腕時計屋さんにお任せします。
ということで、これからもこのLife Style Imageでは腕時計に関してはこの2本を熱く推していきたいと思います。それが定番を考えた大きな理由です。