前回に続き、RAVPower様から提供頂いた商品のレビューです。元々最初に提案頂いた商品はこちらだったのですが、結果として「鼻毛カッター」の印象の方が強かったので、そちらを先にレビューさせて頂きました。
今回提供頂いたのは、折畳式プラグ付きの変換アダプターに取り付けてコンセント直挿しも出来、また通常通り1.5mのAC電源コードと接続しても使える、という40W 4ポートの急速充電器です。モバイルバッテリーや充電器ではお馴染みのQualcommのQuick Chargeには対応していないもの、の各ポート最大2.4A、合計8Aまで同時に充電出来るこの急速充電器、2通りの使い方は大きな魅力となるのか。早速見ていきたいと思います。
usb充電器 RAVPower 40W 4ポート 急速充電器 usb ac アダプタ ( 折畳式プラグ変換アダプター 、 AC電源コード付き) スマホ タブレット モバイルバッテリー 等対応 (ホワイト)
今回提供頂いた商品はこちら。
「折畳式プラグ変換アダプター、AC電源コード付き」の今回の商品のほうが、ホワイトだけAC電源コードのみのモデルに比べて価格が安いのがよく分かりませんが、基本的な充電機能は同じようです。(ブラックは1,899円)
一番の特徴は、コンセント直挿しもACケーブル接続も出来る汎用性の高さ。
急速充電器といえばだいたいどちらか一方(直挿しもしくはACアダプターケーブル)を選択、という場合が多いと思います。
直挿しタイプの利点はコンパクトさ。本体のみで良いので、あとはコンセントの位置によって(また折りたためるかどうかによって)使い勝手が大きく変わってきます。持ち運びには大変便利です。欠点としてはコンセントの側でしか使えない、ということ。また、本体の大きさとプラグの向きによっては、左右のコンセントを塞いでしまう場合もあるため意外と使い勝手が悪い場合もあります。
それに対してACアダプターケーブルタイプの利点は、ちょうど逆になります。ケーブルを使うことで、コンセントから多少離れた場所に置くことが出来るので、充電する場所の自由度が上がります。また、左右のコンセントを潰す心配もありません。その代わりACアダプターケーブルを別途持ち歩かなければならない分、若干荷物が嵩張るのが悩み。
このどちらにも対応させたのが、今回のモデルです。といっても、単に電源ソケットを着脱式のACアダプターに挿すだけなのですが。
いきなり結論から書くと、この仕組み、便利なようでいてちょっと悩ましいのです。何故かというと、着脱式のACアダプターが別途必要な分、結局持ち歩く際には嵩張ってしまうのです。
ケーブルを使う場合でも、着脱式のACアダプターを使う場合でも、持ち歩く際には結局その分荷物が増えてしまうので、それを考えると(面白いアイデアではあるものの)最初から使う場所が決まっているのであれば、(特に直挿しの場合は)それ専用(例えば本体にプラグを折りたためるタイプなど)の商品を選んだ方がスッキリするかもしれません。
着脱式ACアダプター付きと付いていない場合の価格差が101円(文章作成時点)なので、念のため持っておいても良いかもしれませんが、特徴としてはもう少し詰めて欲しかったかな、と思いました。
4ポート、各ポート最大2.4A、合計8Aまで同時に急速充電可能。
40W(5V8A)の急速充電器ということで、4ポート合計で8Aまで同時に充電が可能です。(各ポート最大2.4A x 5V)QualcommのQuick Chargeには対応していませんが、一般的な用途であればほぼ不足を感じることはないでしょう。私もだいたい同時に充電するものは4つもありませんのでこの点は大きさ等との兼ね合いを考えてもちょうど良いかな、と思います。
私は普段からUSB Type-C接続(充電)のChromebookやWindows PCを持ち歩きますので、欲を言えばUSB-C PDに対応してくれているとありがたかったのですが、元々の出力自体が40Wということを考えると難しいかな。元々のコンセプトからもズレてきてしまいますね。
基本的には電源ケーブルを繋いでの利用か、自宅据え置きの直挿しがお薦め。
着脱式のACアダプターを挿すことで、コンセント直挿しも出来るようにした、というのはなかなか面白いな、と思いました。ただ、まだ詰めが若干甘いな、と感じたのが、既に挙げたように、アダプターを付けるとかなり嵩張ってしまう、という点です。持ち運ぶことを考えると、電源ケーブルとACアダプターの両方を持っていくのは非効率的かな、と思います。
充電機能自体はしっかり出来ていますし一般的な用途であれば不満も感じないと思いますので、お薦めとしては電源ケーブルを繋いで普段は利用するか、もしくは最初から自宅据え置きの直挿し前提で使うのがお薦めです。