[かぶ] 若者が投票するだけでは大きく変わらないほど、若者の比率が減ってしまった。

[かぶ] 若者が投票するだけでは大きく変わらないほど、若者の比率が減ってしまった。

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一昨日書いたこの内容。

明日は衆議院議員選挙の投票日です。恐らく毎度のことながら投票率の低さが叫ばれ、若者の無関心さが大げさにマスコミを賑わすと思います。 テレビでは毎度のことながら、選挙に無関心の(一部の)若者を大げさに...

けれど、昨日流れてきたこのツイートで興味を持って少し調べてみたら、状況はそんなもんじゃないんだな、と思った話です。

総務省のサイトからデータを引っ張ってきた。

上のツイートをされた舞田敏彦 @tmaita77さんのブログを読ませて頂きながら、今朝から数字を眺めて色々と考えておりました。

データえっせい: 年齢層別の投票者数

私は一昨日は別のサイトからデータを引っ張ってきましたが、総務省なのでこちらが元でしたね。

総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について

一部舞田さんのサイトと被るかと思いますが、それぞれの年代別の人口を見てみると、結構面白い。素晴らしいですね。ちゃんと全てデータは公開しているんです。単純に難しそうでつまらなそうで面倒くさいから見てないだけで、見ようと思えば見られるんです。

1967年時の若者の数。

1967年(昭和42年)当時の日本の総人口は 約1億24万3千人。
うち20歳以上の選挙権のある人は6476万人です。
時代はちょうど第一次ベビーブームの世代が20歳を迎えたところ。
これから選挙権を持つ若者が増えていく頃です。

当時の分布は確かに舞田さんが表にされたように、ほぼピラミッド型です。

若者を20代と30代と仮定すると、約3393万人の若者がいます。
選挙権のある内の52.3%になります。

統計局ホームページ/人口推計の概要,推計結果等の統計表一覧、長期時系列データ
我が国の推計人口(大正9年~平成12年)より、
4の「年齢(各歳),男女別人口(各年10月1日現在)-総人口(大正9年~平成12年))」をダウンロードして調べました。

2009年の若者の数。

対して2009年(平成21年)。最近で比較的投票率が高かった第45回衆議院議員選挙の年です。
なぜ2012年の前回の選挙(投票率が低かった)ではなく、その前なのか、というと、ここ数回、平成に入ってからでは平成2年の第39回選挙を除けば最も投票率が高かった回だからです。

この時、20代、30代ともに49.45%、63.87%とどちらも今回、前回以上に高くなりました。今回の選挙も同様にここまで上がっていれば果たして大きく変わるのか。
その比較としてこの年を出しました。

日本の総人口は 約1億2751万人。
うち20歳以上の選挙権のある人は1億443万人です。
若者(20代、30代)は、合計で約3273万人です。
選挙権のある内の31.3%になります。

統計局ホームページ/人口推計の概要,推計結果等の統計表一覧、長期時系列データ
長期時系列データ(平成12年~22年)より、
4の「年齢(各歳),男女別人口(各年10月1日現在)-総人口,日本人人口(平成12年~22年)」をダウンロードして調べました。

若者は若者なりにいつの時代も投票している。

投票率の数字だけ比べれば確かに最近は低くはなっていますが、元々20代30代が全世代の中で最も低いのはいつの時代も変わらないのは前回書いた通りです。

明日は衆議院議員選挙の投票日です。恐らく毎度のことながら投票率の低さが叫ばれ、若者の無関心さが大げさにマスコミを賑わすと思います。 テレビでは毎度のことながら、選挙に無関心の(一部の)若者を大げさに...

ベビーブーム世代(昭和22~24年の3年間に誕生した世代)が成人した、昭和44年(第32回)の選挙なんて、その20代はその前の回の66.69%から59.61%まで落ちてるんです。
グラフだけ見れば、毎回多少差が出るときはあっても、落ちるときは全世代落ちますし、その順番もほぼ変わらない。元々20~30代は低いながらも、それぞれに政治に参加してきました。

ただ、影響力が大きく変わってしまったのです。最初に挙げた昭和42年の選挙の時は、20~30代だけで全投票人口の内の半分以上を占めていました。
元々興味関心の薄い若者の投票率が高いか低いかはかなりの影響があったと思います。
けれど、今は合わせても30%程度。他の世代とあまり変わりがありません。

無関心な学生は分かりやすく話題になりやすいですが。

毎回、「投票に行きましたか?」と聞く街の声の対象って「学生」と「主婦」が大半です。そりゃそうです、中でも特に学生の無関心をニュースにするのが一番反応があるからです。

学生がちょっと冷めた、変に分かったようなコメントをするのを叩いて「若者は、学生は無関心」という風に報道するのが楽だからです。

で、学生がもっと投票所に足を運ぶような~という論調になる訳です。
それは決して間違ってはいないし、良いことだと思うのです。

けれど、それで大きく変われる世の中ではないほどに、人口(世代別)分布が変わってしまった。若者が声を届けたくて例え投票率が100%近くになっても、全体でいえば40%になるかどうか、というところなのです。

ところで、40代50代の会社員は選挙行きました?

この辺ってあまりテレビでこういう時出てこないですよね?
普段は新橋の酔っ払ったお父さんの街の声として威勢のいいコメントを聴けますが。
きっと学生と同じコメントになると思います。ただ、それを学生が言っても「若造」で済みますが大の大人が言ったら恥ずかしい。

「投票行きましたか?」「いや、行ってないです、仕事忙しいんで」って会社員がいたら、その会社が問題になっちゃいそうです。

あ、会社員出てましたね。20代ですが。

もう若者が~といった世代の話ではなく。

私、酔っ払ったお父さんや40代50代を叩きたいわけではありません。
もうそういう、若者が投票しないから、みたいな論調で政治が変わらない理由にするのは止めませんか?

若者が投票しようがしまいが変わるときは変わるんです。
そんなことより、全世代がそれぞれに孤立して、他の世代のことを叩いたりしてる時代は終わったと思うのです。

若者は「今の年寄りが年金も含め優遇、金を貯め込んでるから」と叩き、年配者は「若者の政治に対する無関心が」と分かったようなコメントをする。

でも、若者だろうが年配者だろうが、同じように真剣に考えている人はいるし、何も行動も起こさないくせに分かったような口だけ聞く奴は一定数いるんです。

今は高齢化社会に進んでいるとはいえ、各世代毎の人口の比率は悪くないんです。大体それぞれ1500万人前後でバランス良く生きている。
昭和42年当時なんて20代30代で半数ですから。若者の勢いだけでやろうと思えば半数いっちゃう、となれば世代論もある程度意味がある。

もう、いっそ投票行かない人に投票してもらおうと色々考えるより、行った人だけで勝手にやっちゃえばいいと思います。

学生の頃にもクラスに一定数いましたよね?ケチつけて面倒くさがるだけで、やりたがらない奴。学校の時だとみんな平等に並んで全員やらないといけない、って参加してくれるように時間使って待ってましたけど、それ国のことでやってたらロスが大きすぎます。

別に選挙権剥奪するとか言いたいわけではなく、放置。いつでも入ってこれるんですから。来たくなったらいつでもおいで、と。楽しそうだったら勝手に入ってきます。
楽しそうじゃないのに、みんな一緒に考えよう、って優しく待ってるから、いつまで経っても進まないんだと思います。

とりあえず、今回も折角自公連立で圧勝したのであれば、投票した者だけでも協力して、一気に政治進めちゃいましょう。

(ちなみに私は今回は自民党、公明党には入れておりませんが、もしこの勢いで物事を進められるのであれば、全てに賛成ではありませんが、出来ることをしていきたいと思っています。)

それにしても、たまたまTwitterで見かけたツイートで数字に興味を持って眺めてみたら、色々な見方が出来るんですね。
今まで調べずにきましたけれど、これって面白いと思います。暇つぶしに是非どうぞ。

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