[健康] 歩数、心拍数、血圧から体重まで自分のヘルスケアデータを自動同期、Google Fitでまとめて管理する(2022年7月版)。

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[健康] 歩数、心拍数、血圧から体重まで自分のヘルスケアデータを自動同期、Google Fitでまとめて管理する(2022年7月版)。

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Googleの新作スマートフォン、Pixel 6aが2022年7月21日に予約受付が始まりました。円安で各社(Appleが話題になりましたね)が軒並み値上げをしている中で、Googleは今のところ発表当初の価格設定のまま販売しているようで、その点でも他端末と比べて価格面でも魅力を感じている方もいるのではないでしょうか。

また、ドコモが販売しないとはいえ、日本上陸から数年が経ち、Pixelスマホユーザーも増えてきているでしょうし、それに限らず普段Androidスマートフォンを使っている方も多いと思います。そんな方にとって、ヘルスケアアプリ、ヘルスケアデータの一元管理といえば「Google Fit」になります。

私は現在スマートフォンを複数台使っています。iPhoneもAndroidスマートフォン(Pixel 6 Pro)もどちらがメインというわけではなく使っているのですが、それぞれのOSのこの手の一元化できる、かつ1つのヘルスケアメーカーに依存しないアプリに自分の情報を一元管理したい、というニーズは結構あると思うんです。

で、私がちょうど3年前に書いたこちらの文章も、未だにこのブログの毎日のアクセス数の上位に出てくるほど、お読み頂いていて、ありがたいな、と思います。

スマートフォンとスマートウォッチ、リストバンドやヘルスケア機器を連携させてアプリで一元管理。健康を意識するようになったとき、一度は考えることではないでしょうか。Appleのヘルスケアアプリは対応アプリも多く、収集出来るデータも多いので比較的使いやすいのですが、AndroidスマホにおけるGoogle Fitはヘルスケアという観点からはまだまだツメが甘いと思っています。そこで今回は主な項目の連携方法について取り上げます。

この数年ヘルスケア(iOS)Google Fit(Android)の両方を使ってみて、どちらも一長一短あると思っています。対応する機器のバリエーションに関しては上記の文章の前半でも触れたようにヘルスケアのほうが国内では強いのですが、ただ、自分にとって特に記録しておきたいデータに絞れば、最近地味にアップデートを繰り返しているGoogle Fitも捨てたものではない。

ただ、先ほどの文章が未だに読まれている、というのは、裏を返せばそれだけ「Google Fitと各種ヘルスケア機器、アプリとの連携が手強い」ということでもあると思っています。実際、前述の文章を書いた時点では、私は「OMRONの血圧計のデータを自動でGoogle Fitに同期出来なかった(その都度手入力していた)」という状況でした。

3年経ちましたが、私のヘルスケア機器、アプリ周りの環境はほとんど変わっていません。ただ、おかげで色々と情報や問い合わせを頂いたりしたことで、ようやく「OMRONの血圧計のデータがGoogle Fitに自動で同期」されるようになりましたし、私の環境も一部変わりましたので、2022年7月版ということで、改めてまとめてみたいと思います。

歩数、心拍数、血圧から体重まで自分のヘルスケアデータをGoogle Fitでまとめて管理する(2022年7月版)

といっても、Google Fitの強み、弱みなどを改めて書いていくと長くなってしまいますので、興味を持たれた方は3年前の文章ではありますが、前述の文章をお読み頂ければ、と思います。

で、現在の私の環境を改めて表にしてみると、

項目 使っている機器 連携アプリ Google Fit連携 補助アプリ
歩数 Fitbit Luxe Fitbit FitToFit
心拍数 Fitbit Luxe Fitbit FitToFit
体重 Withings Smart Body Analyzer WS-50 Health Mate
血圧 オムロン HEM-6324T OMRON connect S Health(Samsung)Health Sync
睡眠計測 Fitbit Luxe Fitbit FitToFit

3年前と比べて大きく変わったのが、ヘルスケアバンドがGarminのvivosmart 4からFitbitのLuxeになったことです。

それに合わせて連携アプリがGarmin ConnectからFitbitに変わっています。

今回リストバンドをFitbitに変えたことで使えるようになったFitToFit

その事で、今までGoogle Fitとの連携に使っていたHealth Syncの出番がなくなってしまったのですが、これが却って役目がなくなったことで、思わぬ副産物がありました。それが

S Healthからの血圧のデータをHealth Sync経由でGoogle Fitに送れるようになった」

ということです。これが今回のメインかな。今までGarmin Connectと紐付けていたHealth SyncをS Healthと紐付けられるようになったことで、S Health上の血圧のデータをGoogle Fitと連携出来るようになったのです。で、3年前の時点では、この

「OMRON connectと血圧で連携出来て、かつGoogle Fitにそのデータを送れるアプリであるS Healthに気付かなかった」

というのが大きかったんですね。

OMRON connectが血圧に関して連携出来る数少ないアプリであるS Health(Samsung)
画像だとGoogle Fitはあるのですが、ハートのマークが付いていない(つまり血圧データは送れない)のです。

Samsungの公式のヘルスケアアプリなので、Samsungの端末を使っていないと使い勝手が悪い、意味がない、と思っていたんです。それがまさか今まで使っていたHealth Syncと連携が出来てGoogle Fitに送ることが出来る、とは予想外でした(こちら、前述の文章の後、ある方から教えて頂いておりました。ありがとうございます!)

OMRON connect自体は色々なアプリと連携は出来るのですが、その中で血圧データを送れるアプリが非常に少ないのが最初の難点。

で、一応血圧を送れるヘルスケアアプリは幾つかあるものの、困るのはそれぞれのアプリからGoogle Fitへ連携、同期する機能がないものしかない、ということなんです。つまり、血圧データは送れたとしても、送れた先のアプリでしか参照が出来ない(使えない)ので意味がなかった、ということですね。

Health Syncアプリは、S Health(Samsung)アプリと連携して、Google Fitにデータを送ることが出来ます。

これで、Health Sync経由でGoogle Fitに自動で送ることが出来るようになりました。

Google Fitの血圧の項目を見ると、Health Sync経由で同期されているのが分かります。

で、スマートリストバンドがGarminからFitbitに変わったことで、FitToFitを使うことでFitbit luxeで計測した歩数や心拍数、睡眠計測データなどは1日に1度、Google Fitに送られます。

FitToFitでFitbitの計測データはGoogle Fitと自動同期が可能。

ここまでで気を付ける点としては、複数のヘルスケアアプリを使って連携しているので、歩数や心拍数等、アプリ間で

どのデータをどのアプリで同期してGoogle Fitに送るかを把握して、それ以外のアプリではその項目の同期を切る

ということです。でないと、複数アプリで計測した結果が重複して(場合によっては加算されて)連携されてしまいます。ということで、

あとは体重計のデータに関しては従来通り、Withingsのものを使っているので、Health Mateアプリを使ってGoogle Fitに送れば、Google Fitの主要なヘルスケアデータは自動連携が可能です。

Health Mateアプリで体重のデータのみGoogle Fitと連携。
他もオンにしてしまうと、重複してしまうので注意。

今までは血圧に関しては、オムロンの血圧計で測ったデータを(液晶の表示が消える前に)Health MateアプリもしくはGoogle Fitに直接手入力しなければならなかったので、その点が結構億劫でした。それが解消されただけでもかなり使い勝手が変わってきます。

AppleのヘルスケアとGoogleのFit、それぞれに一長一短があるので、好みに合わせて使い分け、かな?

GoogleがFitbitを買収したことで、秋に発売されるPixel Watchではヘルスケア関連がかなり強化されると思いますし、Google自身が出すことで、より連携がしやすくなるのではないか、と期待しています。

とはいえ、やっぱりスマートウォッチ、スマートリストバンドに限らず、やっぱり自分に合ったものを選びたいですよね。そんな時にFitbitやGarminだけでなく、Withingsやオムロンといったメーカーの体重計や血圧計のデータも出来れば活用したいものです。

Appleのヘルスケアアプリは測定できる項目も非常に多いですし、Apple Watchと連携することで最近は命を救った、などの話もあるように、今後ますます強化されていくことと思います。また、やはり強みとして、こうした連携アプリを使わなくても、ヘルスケア機器とダイレクトにデータを同期出来るのも強みだと思います。

私も愛用しているし便利だなぁ、と思っているはのですが、ただあまりに記録されるデータが多い上に、数年前からほとんどUIが変わっていないので、いまいち分かりにくい、というか、測定されるデータは多くても、ユーザー自身が果たしてそれらを生かし切れるかというと別問題だな、と思います。

その点、Google Fitはその辺り手間はかかるものの、表示される画面、UIに関してはこの数年で何度もアップデート、変更が加えられて、だいぶ見やすく、使いやすくなってきたかな、と感じます。

この辺りは「とりあえず簡単に繋いで、手当たり次第に測定できたデータはすべて突っ込んでおきたい」のであればAppleのヘルスケア「ある程度工夫は必要だけれど、必要な項目だけを一画面で把握できて、とりあえず自分の状態が確認できれば良い」のであればGoogle Fit、といった使い分け、選び方もアリなんじゃないか、と思っています。

ということで、前回の文章でフォローしきれなかった部分を、今回の文章が補えていれば良いな、と願っています。

スマートフォンとスマートウォッチ、リストバンドやヘルスケア機器を連携させてアプリで一元管理。健康を意識するようになったとき、一度は考えることではないでしょうか。Appleのヘルスケアアプリは対応アプリも多く、収集出来るデータも多いので比較的使いやすいのですが、AndroidスマホにおけるGoogle Fitはヘルスケアという観点からはまだまだツメが甘いと思っています。そこで今回は主な項目の連携方法について取り上げます。
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歩数、心拍数、血圧から体重まで自分のヘルスケアデータをGoogle Fitでまとめて管理する(2022年7月版)

AppleのヘルスケアとGoogleのFit、それぞれに一長一短があるので、好みに合わせて使い分け、かな?

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