巷で話題のCPUの脆弱性の問題。修正パッチが不完全で却って不具合が出てしまったCPUがあったりと、まだまだ混乱しているようですが、この話、Intel製CPUを搭載したモデルも多くあるChromebookでも例外ではありません。セキュリティ面では他OSに比べて高く、普段は特に対策等を考えなくても良いと言われている(思われている)Chromebookでも、ユーザー側で現時点で特別何かを手動で行う必要はありませんが、自動アップデートを待たずに自分で更新をチェックするなど、意識は必要かな、と思っています。
この話題については既に多くのメディアで取り上げられていますので、ここでは詳しくは書きません。ただ、Chromebookの場合について話題になる数日前に既にMonogamaの地獄の釜のフタを運営されている MonoGama@はてなブログ(@MonoGamaaa)さんが大変わかりやすい文章にされていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
http://www.monogama.space/entry/2018/01/10/123213
基本的には現時点でChromebookユーザーが行っておく(行える)対策は、常に最新版にアップデートしておく(するように意識しておく)、ということかな、と思っています。現時点での対策状況を見る限りでは、日本で出回っている主要モデルに関してはほぼ心配はないかな、と感じています。
では今回は何を書きたいのか、というと、表題のとおりです。
私はeve、僕はbob、君の名は?
もうさっぱり訳わかりませんね。すみません。前述の対策状況のサイトからご自身のモデルを探そうとして戸惑われたかたもいるのではないか、と思います。一般人には非常に探しづらい。何故なら、
製品(モデル)名順ではなく、Public codename順に並んでいるからです。
ちなみに今、私はこの文章を、今日開催の浜松オフに向かう新幹線の車内からPixelbookで書いているのですが、このPixelbookのPublic codenameは「eve」です。そう、このモデルはPixelbookではなくeveなんです。
このPublic codename、海外のChromebook関連のサイト(特にChrome unboxedとか)を眺めていると頻繁に出てきます。リーク情報などはこのPublic codenameから推測されることが多いんですね。開発陣の誰かのニックネームだったり諸説あるのですが、そこからこのニックネームはどこのメーカーの開発チームに以前いた○◯から取られているから、このモデルは恐らくこのメーカーの新製品に違いない、等々。実際、私が昨年のCOMPUTEXでAcerの品番も分からない謎のモデルが展示されていた、と発信した際には前述Chrome unboxedの中の人からcodenameを調べてくれ、とメッセージが来ました。そこからスペック等も推測するのですから、大したものです。というか、変な人たちです(冒頭の「About ChromeOSから「Detailed build information」に飛ぶと、「Firmware」という記述があるので、そこからもcodenameは分かります。)
ちょっと脱線しましたが、あなたの愛用モデルのcodenameは何でしたか?
敢えてここで一覧を挙げても良いのですが、折角なのでご自身のChromebookの「設定」画面から、もしくは先程の「対策状況」のページから、探してみてほしいな、と思います。
codenameがわかると、何となく今までよりもChromebookが身近に感じられるようになるかもしれません(既に愛称を付けている方もいると思いますが)。