昨日流れたこのニュース。
Google calls ‘time’ on the Pixel laptop | TechCrunch
日本語メディアでも幾つかで流していまして、「Google Chromebook Pixel終了」ということで一部で話題になっていますが、これは別に現行のハイエンドモデル、Google Chromebook Pixelのサポートも含めて終了した、という訳ではありません。あくまでGoogle自身が開発、発売するハイエンドChromebookでもあるPixelの次期モデルの開発の予定はないよ、ということ。
これは確かに残念ではありますが、最近は他メーカーも幅広い価格帯でChromebookを出してきていますし(私の持っているHP Chromebook 13 G1もハイエンドはCore m7に16GB RAM、またASUSの新作C302CAも英国ではCore m7モデルが発売されるという話もあり)、また今後Androidアプリへの対応等々も考えると、従来型のPixel的なモデルを敢えてGoogle自身が出す必要がなくなった、ということでもあります。
でも、だからといって、現行Pixel(2015)の価値が落ちるわけでも、まして「買った人涙目」なわけでもなく、むしろ、
私、今めちゃくちゃPixel 2015欲しいんですが。
現在では弾数自体が非常に限られていますが、もともとこのPixel、発売当時から無駄にハイスペックでハイクオリティなChromebookとして、一般受けはしないけれど一部のChromebook好きからは「いつかは欲しいかも」と思われていたシリーズです。無駄にコストもかかってますし、液晶もハイクオリティ。12.85インチ、Aspect Ratio 3:2なんて、まさに今回Samsung Chromebook Plusが採用して高い評価を受けている組み合わせです。
実際私はほぼ2年前にこんな文章を書いています。
Chromebookに14万?アホか。恐らく使ったことのない人はそう感じるかもしれません。完全な嗜好品です。AppleWatchの金無垢モデル100万超えに興奮している人を遠目に見ている状況に近いかもしれません。
でもね、良いですよ、これ。何が?
だって、これ使いたいがために、使う目的を探したくなりますから。
万年筆に興味を持つのと感覚が似ているかもしれません。
機械式腕時計に興味を持つのとも同じ感覚です。
当時お会いしたGoogleの日本の担当の方にぜひ日本でも、と暑くお願いしたのですが結局実現には至らず、今回こうして次期モデルの開発がされないという情報が流れたわけですが。
むしろこれはチャンスかもしれない。
などと考えています。
だって、ChromebookといえばAndroidアプリ対応と考えている方には(Pixel 2015は最初に対応したモデルですが)、この旧来のChromebookよりもおそらくこれから続々と出て来るであろう、新鮮なChromebookのほうが魅力的に映るでしょう。ということは、サポート期間があと2〜3年(Chromebookのサポート期間は発売から5年程度)ということを考えると、そろそろ手放す人が出てくると思うのです。(ちなみにPixel 2015の自動更新の有効期限は2020年3月まで)
自動更新ポリシー – Chrome for business and education ヘルプ
Pixel自体は残念ながら2015モデルで終了となりますが、今後も似たようなモデルは各社から出てくるでしょう。それでもGoogle自身が当時採算度外視で作り上げたこのコンセプトモデルの価値はこれからも変わらないと思います。
私も何らかの形でこのモデルを入手したいなぁ、と思っています。
ちなみにバッテリーの持ちが当時から惜しいとされていた2013年モデルはこの価格。来年(2018年4月)で自動更新も終わり、かつAndroidアプリへの対応もおそらく今後もされないでしょうが、Chromebook好きにはこちらも魅力的なモデルです。