Chromebookを使っていて便利だなぁ、と思うのが、GoogleアカウントとChromeOS端末があれば、どこでもどの端末でも1分程度で普段と同じ環境が再現できるということです。データがクラウド上にあり、ChromebookなどのChromeOS端末はあくまで仮の箱に過ぎないからです。
ということは、Googleのアカウント(メールアドレスとパスワードの組み合わせ)は非常に重要で、これが漏れてしまうと誰でも簡単に入れてしまう、ということになります。そのため、不正アクセス等を防ぐために「二段階認証」を設定したり、パスワードを眺めの法則性のないものにしたり、としっかりした管理が必要です。
ただ、これが毎回Chromebookの起動のたびにその長いパスワードを入力するのが面倒だったりするのです。
そんな時に役立つのが、ChromeOSに標準で付いている「SmartLock for Chromebook」です。Androidスマホを使われている方は、「SmartLock」という名前は聞いたことがあるかもしれません。Androidスマホのロックを解除する際に、例えばAndroid Wearなど自分の信頼できるウェアラブル端末や、信頼できる場所(GPSによる自宅など)の場合にはロック解除のパスワードやPINが不要になる、というものです。使い方を間違えると若干不安は残りますが、こと普段使いに関しては非常に便利です。
そのChromebook版である「SmartLock for Chromebook」。私も愛用(設定)していまして、現在スマートフォンはASUSのZenfone 3(ZE520KL)と結びつけています。Zenfone 3の画面ロックが解除されている状態であれば、Chromebookのログイン時のパスワードが不要になります。
ここから更に発展させると、完全にGoogleに依存しきってしまいますが、とても便利な状態になります。それが現在愛用中のZenWatch 3などのAndroid Wearを身に着けている場合です。
ZenWatch 3(Android Wear)を腕にしている時のみ、Zenfone 3(Androidスマホ)が自動でロック解除出来ます。Zenfone 3がロック解除された状態であれば、Chromebookはログイン時にパスワードが不要。つまり、この3点を組み合わせて使っていると、Chromebookも(わざわざAndroidスマホのロックを手動で解除しなくても)ZenWatch 3を手首に巻いていればパスワードが不要になるのです。(Chromebookは1台だけでなく、手元にあるGoogleアカウントを入れてある複数台のChromebookで可能。)
と文章で書くと難しそうですが、実際は一度設定してしまえばあとは特に気にする必要もありません。Chromebookを使われている方はぜひAndroidスマホとAndroid Wearとの組み合わせで活用してみてほしいなぁ、と思います。