昨年のこの時期は「国産ダイバーズウォッチ誕生50周年記念限定モデル」に遅ればせながら気付き、出遅れた感に少し後悔している内に姿が消えました。
今でも日々多くのアクセスを頂いている上の記事ですが、SBDC027は本当に買っておけば良かったよ。限定には基本心動かされない私ですが、これは良かったです。残念。でもありがたいのはレギュラーモデルが長く続いてくれていること。今もSBDC001は販売されていますから。
ということで年始に時間があったりしてついネットを彷徨うと危険なのがSEIKOのモデルです。特に海外のサイトを眺めていると危険です。
今回はそんな中から、主に日本でも既に発売された2モデルと、今後発売を期待したい1モデルをご紹介したいと思います。
二律背反の本格ダイバーズウオッチ“ TRANSOCEAN ”
元々メーカーのサイトなんてカタログ写真(色味や表情などが違うといった問題が起きないように、ある一定の規格に則った写真(画像)の載せ方)でしか商品を並べられなかったので、どう見ても魅力なんて感じたくても感じられなかったのですが、そんな中でもイメージを作るのが上手くなったな、と感じます。画像は下記SEIKOのサイトからお借りしています。
トランスオーシャン | ダイバースキューバ | 海 | プロスペックス | セイコーウオッチ
SEIKOのダイバーズウォッチが特別なのは今までにも折に触れて書いてきましたが、国内だけでなく海外でも人気のこのシリーズ。今回のTRANSOCEANも格好いいじゃないですか。ゼロハリバートンコラボレーション限定モデルは個人的には限定なので興味はありません。製品の魅力はそれが定番になり得るか、だと思っているので。
基本的に記念モデルや限定モデルは余程のことがない限り買いませんが、今回はSBDC037、039、041と通常モデルを出しているので、これを長く出し続けて欲しいと思います。
https://youtu.be/WmgW-h_RXeM
キャリバーNo 6R15、内面無反射コーティングのサファイアガラス、200m潜水用防水、耐磁(4,800A/mの直流磁界にさらされても影響をうけない)で大きさは約45mm。通常の時計であれば私はやはり40mm以内に収めたいのですが、ダイバーズウォッチは別です。これくらいが丁度良い。
セイコー自動巻腕時計60周年限定モデル SARX031
上で「個人的には限定なので興味はありません」と書いた舌の根も乾かぬうちに取り上げますが、国産初の自動巻腕時計誕生60周年の記念モデルがプレサージュから登場。画像は再びSEIKOのサイトからお借りします。
先ほどのトランスオーシャンと比べるとあまりに寂しいですが、基本的にメーカーのサイトの製品一覧の写真(画像)に関しては、このような様式美に則って載せられています。にしてもなんでメーカーのサイトはどこも探しにくい見にくいのオンパレードなんでしょうか。このモデルだって素敵なんですよ。
鏡面仕上げを施した金属製のインデックスには、透明な塗料を吹きかけて、あえて艶を抑える新開発のセミグロス仕上げを採用しており、繊細な風合いの美しさと見やすさを両立。
限定モデルの証としてのシリアルナンバーなんぞは私にとっては余計なだけですし、60周年があるということは50周年や70周年もある訳で記念でも何でもないとも言えますが、単純に時計として素敵だな、と。
こちらもトランスオーシャン同様、キャリバーは6R15。内面無反射コーティングのサファイアガラス、バンドはクロコダイル。大きさが縦47.3mm、横40.3mmと大きいのが少し気になりますが、一昨日より発売されたようなので是非一度見てみたいと思います。
3rd ダイバーズの復刻か。SEIKO SRP777、779、773
タイ語ですが。海外の方が早い。日本では出る予定はないのでしょうか。また海外から個人輸入かなぁ。おなじみFratellowatchesの記事はこちら。
Seiko is a paradox. On the one hand, they’re on the leading edge of innovation with models such as their Astron, but…
Posted by Fratellowatches on 2015年11月17日
New Seiko Prospex…the Return of the “6309”
最近SEIKOは積極的に過去の傑作モデルの復刻を出していますが、今回のモデルもその一環かと思われます。3rdに関しては思い入れの強い方も多く、例えばこちらのページでは4回に渡って考察をしています。
SEIKO DIVER’S ”3RD” ~ | 『ちょい枯れオヤジ』の腕時計指南
まだ一見したところでは国内で販売しているところはなく、また販売した場合も楽天などで並行輸入業者や個人からになるため価格は高めになると思います。興味のある方は「SRP777」「SRP779」「SRP773」の興味のあるモデルで時々検索をかけて購入出来るサイトを探すのが得策かと思います。
追記:2016年10月13日 23:45 更新 – 米Amazonでは出品されるようになりました。
久しぶりに検索してみたところ、米アマゾンでは普通に出品され始めているようですね。Sellerによっては日本への発送が不可のところもありますが、基本的に海外SEIKOは海外で買うのが最も安くなります。今もアクセスの非常に多いこの記事でしたので、追記という形で報告させて頂きます。
今年もまだまだ数多くの魅力的なSEIKOが眠っていると思います。
常にサイトをチェックしている訳ではないので、たまに見るとやられちゃうんですね。ただ、さらっと流しただけだと分かりにくいので気付かずに終わってしまうことも多々。特にSEIKOはファン層が厚いので、油断するとあっという間に売れてあっという間に無くなります。それが良いことなのかは別ですが。
何度も書きますが、私は定番こそ細く長く出し続けて欲しいと思っています。復刻も素晴らしいですが、復刻になるのはそれだけ元のモデルが素晴らしかったからです。そうしたモデルこそ、過去のオマージュではなく、今のSEIKOの力で新たな定番、名作を生み出して欲しいと思うのです。
私はSEIKOが好きです。日本を代表する素晴らしい時計メーカーだと思っています。今年も暑く追っていきたいと思っています。