毎回熱く書かせて頂いています、Life Style Imageが考える腕時計の定番。
セイコーが世界に展開するSEIKO 5には幾つかシリーズがありますが、手軽に手に入る5千円前後のものとともに私が薦めたいのがこのSPORTSシリーズです。
どれも勿論素晴らしいんです。それぞれに良さがある。気軽に楽しめるのもSEIKO 5の魅力ですし、ちょっとした数万~10万程度の腕時計なら相手にならないくらいしっかりした作りと雰囲気を持ったものもSEIKO 5、そして海外製SEIKOの魅力です。
SEIKO 5 SPORTSはちょっとだけ贅沢なSEIKO 5。防水性能が10気圧に上がっていたり、ブレスが中空洞じゃなかったり、重量感があったり。しっかり作るとこれくらいは作れるよ、というスタンダードです。
この辺りになると、あまり時計に興味がない人でも普通に腕にしていて満足出来るラインだと思うのです。充分に格好いい。そしてSEIKO 5といえばお馴染みの、種類が多すぎ。
ふとした時にAmazonの「あなたへはこちらがおすすめ」あたりを眺めていると、「おっ」と思わせてくれるモデルが時々出てくるんですね。その都度ネットで画像検索をしてしまう。
価格が手頃なので、ついついカートに放り込んでしまう。罪な時計です。
今回は先ほどふらふらとさまよっていたら次々出てきた、そんな魅力的なSEIKO 5 SPORTSを、いつも通り他のサイトなどから画像をお借りしてご紹介したいと思います。
SRP355
SPORTSになると、かなりボリューム感が出てくるんです。で、ボリュームが出てきた時に困るのは、大きくなる分、チープ感がどうしても出てきてしまうこと。
世の中にたくさんのボリュームある時計はありますし、学生さんは好まれて着けると思うのですが、デカ厚時計って一歩間違えると子どもっぽく、おもちゃっぽくなってしまうんですね。
それをハズシと言ってしまえば聞こえは良いですが、ハズシはなかなか難しいです。なかなか狙って出来るものじゃない。
こちらはSRPということで、中の機械は新しいタイプ。手巻き機能も付いています。SEIKO 5と言えばリューズ位置は4時位置が定番でしたが、こちらはスタンダードな3時位置。
極めてスタンダードでありながら、ベゼル部分がかなり存在感があるのでなかなか雰囲気が出ます。
若干のチープ感はありますが、それはSEIKO 5ですから。それをどう楽しめるか。いざとなればとりあえずブレスだけお好みの革なりに替えてしまうのも手だと思います。
黒にワンポイントの赤は私の好きなパターン。価格は25000円前後です。
なお、米Amazonだとこの価格です。基本的に海外SEIKOは海外のサイトから買ったほうが安くなる場合が多いです。並行輸入業者のマージンが加わらないというの大きいと思います。その分、全てのSellerが日本に発送してくれる訳ではないため、必ず手に入れられる、というわけでもないのですが、SEIKOの腕時計は市場規模が世界のため、結構送ってくれるところも多かったり。
米Amazonは日本のAmazonとは別にIDを作成する必要がありますが、意外なものが思わぬ価格で手に入ったり、見つかったりするので、登録しておくと何かと便利です。
SARZ005
SARZシリーズはスポーティながら(そりゃそうだ、SPORTSだし)特に大きな捻りは加えていないので、1本目として考えても充分に満足出来ると思います。バランスが良いんですよ。この価格帯。
SEIKOに限らず、腕時計のカタログの画像は、撮り方が決められているらしく、それは確かに色味や雰囲気を統一させるためには必要なことなのだけれど、魅力を著しく損なっています。ごめんなさい、格好悪い。欲しいとなかなか思えない。
だからこそ、実際に店頭で手に取ってみる(勿論腕にしてみる)ことが大切なのだけれど、それがなかなか難しいのが現状。サイトの写真で判断するしかないのは半分博打ではありますが、それも楽しめるかどうかですね。
私はこのデザイン、好きです。価格は18000円前後。極めてオーソドックス。
SNZG11
これは以前、私が何気なく腕にしていた別のSPORTSを見て知人が食いつき、自分でサイトで色々探した結果選んだ一本です。届いて嬉しそうに腕にしていましたが、実際格好いいです。
他と違って軽量感があるので、よりラフな格好にも似合います。女性が腕にしてもかわいい。これこそSPORTSなのかもしれないなぁ。色違いもあります。前回同様、末尾の数字を前後に2程度変えてみてください。
価格も15000円前後で、お店によっては12000円台もあるので、一本持っていて損はないモデルだと思います。メインの一本にはならないけれど、ふとした時に腕にしたくなるような肩の力の抜けた時計です。
でも仕上げはSEIKOですから。
SRP551
前回も取り上げた、ペプシカラーです。また画像が難しいなぁ、上の写真と雰囲気が全く違います。写真って撮るの難しいんですよね。
センスが要る。それは単に写真の腕だけでなく、時計をどれだけ好きでどれだけ見ているか、という部分も大きいと思います。
例えば私はトイレで大きい方をする時にふと腕元を見ると、素敵な時計に出会います。アホですが、トイレの照明くらいがちょうど光の当たり具合として綺麗に見えるんです。
これもよく見ると結構細かく作られていますよ。見る度発見がありそうな、面白い時計だと思います。お値段はやはり2万円強。
ブレスはまだまだ価格相応とはいえ。
もちろんそれなりに価格相応な部分もあるんですが、それでも年々質感が上がってきています。下手なファッション時計買うより余程良いと思います。自動巻です。中身は信頼のSEIKOムーブメント。
買ったら是非色々な角度から、色々な場所で、眺めてみて欲しいです。で、時々サイトで画像を検索するんです。世界にはこんな雰囲気出して撮る人がいるんだと嬉しくなります。写真を通したSEIKO 5の繋がりです。
他にも何か素敵なSEIKO 5を見つけたら、是非私にも教えて下さい。世の中には知らないモデルが無数に広がっていると思います。そう思うとワクワクしませんか?