靴のお手入れ、靴磨きに関しては、何度も取り上げていますし、これからも時々書くと思うのですが、実際の私の場合についてまだ書いていなかったので、今日はここ最近の手順について書いてみます。
基本的にほとんど変わりはないです。
帰ってきたら、脱いだ後まずは靴底の汚れをブラシで簡単に取り除く。
やらなくても良いのですが、これをしないと何となく落ち着かないので。
一日私の全体重を支え続けて、たくさんの汗を吸い込み、決して快適ではない道で削られ続けるわけです。
靴底を見るようになると、変な物踏んでると少し沈みますし、そう気付くようになってから、少し足元に意識が向くようになった気がします。
追記:2017年1月6日 15:00更新
当ブログでは靴底用のブラシとして長らく「シュムッツブラシ」をお薦めしてきているのですが、最近になって品薄になってきたのか、ネットで探しても見つからなくなってきてしまいました。
個人的に非常に気に入っている商品でもあるため惜しいのですが、今後の在庫状況も分かりませんので、代用となりそうなブラシを挙げておきたいと思います。
定番コロニルの製品でもありますので、継続して販売し続けてくれることと思います。出来ればタピールもシュムッツブラシを今後も継続して販売し続けて欲しいな、と願っています。
追記:2017年2月18日 21:00更新
当ブログをお読み頂いている方から「シュムッツブラシが復活してますよ」と教えて頂きました。一時的に品切れが続いていただけだったようですね。良かったです。教えて下さり、本当にありがとうございます。
これからも長く継続して出し続けて欲しい商品です。
ブラシを大きめのものに替えて、全体をブラッシング。
全体を軽くブラッシング。靴の甲革と底の間のコバ部分は少し意識して。ここ、埃がたまりやすいのと、傷むとしたらこの付近からが多いので。この辺りが切れたりすると、オールソールも出来なくなってしまいます。だいたい両足で20秒もかからないくらい。
そのまま、グローブで乾拭き。
全体をグローブで軽く磨いてあげます。グローブ部分が黒いのは、靴に元々あったクリームや、半月から一ヶ月に一度軽くクリームを加えた時の、余分に付いてしまったものが、磨いた際にグローブについたもの。
グローブは新品より、長く使ったもののほうが便利です。付着した余分なクリームやオイルが、この毎日の乾拭きの時に役立ってくれます。乾拭きするだけで、軽くクリーム効果があるので。
終了。
下駄箱にしまいますが、私の場合、すぐにシューツリーなどは入れずに、ひとまず靴の中に軽くスプレーを一拭きして、寝る前まで一休み。かなりの汗を含んでいるので、少し落ち着かせたいので。
ここまでで1分かかるかな、くらいです。
これだけでも、表面の埃は無くなりますし、乾拭きでその日の小傷も目立たなくなり、落ち着いた状態になります。
傷や痛みはその場で毎回気付くので、大きくなる前に、早めに対処出来ます。
でも、以前にも書いたのですが、たったこれだけのことをするだけでも、意外と傷や痛みが少なくなるんです。勿論早期、毎回対処している、というのが大きいのですが、何より靴を雑に扱わなくなる、普段の歩き方も気をつけるようになるからかな、と思います。
間違っても、靴を脱ぐ時踵同士を合わせて(片方のかかとで押さえて)脱ぐような真似はしないし、つま先持つようなこともない。
自然に靴が履きつぶす、汚い、愛着のわかないものではなく、愛用品になるからかなぁ、と感じています。
これだけでも、全く違ってきます。勿論紳士靴だけでなく婦人靴も手順は同じ。玄関に上の道具だけすぐ手の届くところに置いておくと楽です。
あと何か使ってるかなぁ、と見てみたのですが、クリームも最近はそれ程各種揃えなくなったので、全部でこれくらい(上のセットにクリームとネルが加わったくらい)です。一ヶ月に一回、上のお手入れに加えて、ネルを使ってクリームを少し乗せるくらい。基本はとにかくブラシと乾拭きです。