[0956-201507] 国立国会図書館は目的がないから行かないなんてあまりに勿体無い、知的エンターテイメント施設です。

[0956-201507] 国立国会図書館は目的がないから行かないなんてあまりに勿体無い、知的エンターテイメント施設です。

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先日、妻が看護研究用の資料を探してきたい、というので、それに付き合って一緒に国立国会図書館に行ってきました。

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大学の卒論を書くときに何度かお世話になりましたが(結局卒業できなかったけど)、社会人になってからしばらくはご無沙汰していました。ただ、ここ数年、夫婦で何かの度に行くのが楽しみな知的エンターテイメント施設の一つになっています。もう今までご無沙汰していたのが本当にもったいなかったくらいです。下手な美術館博物館よりももしかしたら一日楽しめると思います。ということで、今回は国立国会図書館の魅力について書いてみたいと思います。

本来目的があって行くものですが。

何かしらの研究目的であったり、それぞれに目的を持って訪れるのだと思うのです。そりゃそうだ。だからこそ、働き始めて特にわざわざ国会図書館で資料を集めてくるような働き方をしなかったこともあり、目的がなかったので行きませんでした

あまりに勿体無かったです。

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今回は前夜に突然妻に行こうと誘われて行ったので、目的がありませんでした。

ご存知のように、通常の図書館とは違って本や資料を借りて帰ることは出来ません。あくまで研究目的で本や雑誌、論文などから必要な資料を複写してもらう形になります。その代わり、いつ行っても(その日のその時点で誰かが閲覧している場合を除いて)日本のあらゆる雑誌週刊誌から論文までが網羅されている訳です。もう宝の山。ただ、ありすぎて何が知りたいのかある程度絞れていないと活用なんて出来ないわけですが。

今回は前日の夜遅くに突然妻が「明日国会図書館行きたいんだけど」と言うので、いつもであれば大体自分の知りたい興味のあるテーマを絞っていくのですが、全く絞れずに何も考えずに行ってしまいました。

さて、検索用コンピューターの前に座って困った。まったく検索ワードが思い浮かばない

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行くと色々出てくるんです。頭の奥底に眠っていた、忘れかけていた好奇心が。

とその時、この前より盛り上がっている「冥王星」関連の資料を色々調べてみよう、と思ったのです。論文とか。で、冥王星について一覧を眺めたり、結局わざわざ国会図書館でこの前のナショジオ閲覧しなくても良いだろ、と後で思いながらも閲覧したりしている内に、ここ最近興味のあったネタがポツポツと頭に浮かんできたのです。

そして出たのが、最近「坐骨を立たせて座る」ことなど姿勢や椅子について考えるようになったから、これ関連で調べてみよう、と。

そうして見つかった論文の掲載されている学術誌を閲覧希望して、目的の記事をチェックしました。

そして出てきたものとは違う出会いもあるんです。

全く自分のイメージしていたのとは違う、とても専門的な話と数字がたくさん出てきて、さっぱり分かりませんでした。日本人に最適な椅子に関する研究だったのですが、どちらかといえば開発者用の資料ですね。これは明らかに私の検索ワードの選び方の失敗です。

ところが、何気なくそのままページをめくっていて、たまたま見つけたんです。その論文に書かれていたことが、自分の経験とも照らし合わせて頷けることばかりだったので、非常に刺激になり、そして勢いで書いたのが先日のこの文章です。

[0953-201507] 小さなお子さんのいるお父さんお母さん。子どもの靴は冗談抜きであなたの靴以上に真剣に選んであげて下さい。

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国会図書館に着いた時には靴のことなんて全く考えていませんでしたから。でもその後幾つか靴とフィッティング関連についても調べて興味深いものは複写してきました。もう嬉しくなっちゃいます。こういう知識はインターネットで幾ら調べてもしっかりしたものは出てきませんから。

一つ見つかると、次から次へと知りたいことが出てくる。

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元々日々生活していれば、知りたいこと、けれど時間が無かったり、他にやらなければならないことが目の前にあって、気がつくと忘れてしまっていたことってたくさんあると思います。

それらはもしかしたら、普段家にいてパソコンやスマホを見つめていても蘇ってこないかもしれません。何故ならそこは日常だから。そして、インターネットで出てくることが全てではありません。いや、むしろインターネットで分かることなんて実はそれ程重要ではないのかもしれません。

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ところが国立国会図書館なんて研究者でもなければ非日常の空間です。一種独特の空気ありますし。私は1階の喫茶とか上の食堂とか大好きですが。今回も楽しみの半分以上は妻とあそこでお茶したり何か食べたりしよう、ということでしたし。

そして、一つそうした非日常空間に身を置いてキーワードが出てくると、頭は切り替わるんでしょうね。「あ、今は眠っていたあの好奇心を取り出してきて良いんだ」と。「こんなのもあるけど、どう?」とばかりにあれこれ出してくるんです。脳も嬉しいのか、あまりにまとめて一気に出すので追いつかなくなりますが。

あとは気をつけることとして、知的好奇心のままに調子に乗って複写しまくっていると、複写料金が気がついたらかなりかかってしまった上に、家に積み上がっている本と同様に積読でいつの間にか読まないまま埋もれてしまう可能性がありますので、なるべく早めに読み切るか、スキャンしてPDFにでもしておきましょう。

図書館って面白いですよね。

国立国会図書館と一般的な図書館ではまた方向性が違いますが、最近はまた図書館の魅力が見直されています。家からでも蔵書検索が出来るようになったりとかなり便利にもなりました。

もちろん話題の芥川賞の文学作品を図書館で何百人待ちで予約して数年後に忘れた頃に「予約していた本がご用意できました」ってなるのも良いですが、図書館の楽しみ方は本当に幅広いと思いますので、例えば今回の私のように「全く目的もテーマも決めずに国会図書館に行く」というようなものでも構わないと思うので、是非この素晴らしい施設をどんどん活用していきましょう。

国立国会図書館―National Diet Library

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