[かぶ雑感] 楽天ゴールドカードとKyash Cardの改悪への反応に思う、世の中のお得情報に騙される方々の傾向(2021.01.28)

[かぶ雑感] 楽天ゴールドカードとKyash Cardの改悪への反応に思う、世の中のお得情報に騙される方々の傾向(2021.01.28)

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久しぶりにChromebook以外の雑感になります。ちょっと最近立て続けに気になる話題が続きまして、その都度Twitterで触れてきてはいたのですが、毎回長くなってしまっていたので、この辺りで一度こちらにまとめておこうかな、と思いまして。

ということで、とりあえず今日のツイートがこちら。

このツイート、この後に更に続くので、興味のある方は覗いてみてほしいんですが、要は、こういうの考える人ほど「損益分岐点」だ「ポイ活」だ「主婦が楽してメル○リで〇〇万円稼いだ」的なものに手を出した挙げ句にマネーリテラシーとかいう言葉や〇〇大学みたいなの信用しちゃうんだろうな、と改めて思った次第でございます。あとはネットワークビジネスとか、ね。

要は何が言いたいか、というと、本当に元取りたい、高還元でお得を狙いたい、少しでも得したい、と考えてるなら、一番の方法は、

「〇〇がお得!」という情報が出るたびにそれに脊髄反射的に飛びつくのではなくて、単純に

日々の生活の中で無駄遣いしない

ことが一番なんですよ。それも常に禁欲生活しろ、という話ではなく、この程度の還元率であれば、月1回無駄な買い物止めるだけで、それ以上の金額が手元に残ります

ちょっと何言ってるか分からない方も多いと思うので、ここ最近の話題と絡めて書いてみたいと思います。

最近は文章最後まで読まないで、脊髄反射的に的はずれな批判や指摘される方も多いので前もって補足しておきます。

楽天ゴールドカードもKyash Cardも、年会費の元を取ることやお得な還元よりも、他にメリットを感じて使っている方の場合は除きます。そのサービスに付帯するものや特典、利便性と言ったものにメリットを感じている方の場合は、今回の話とはまったく関係ありません。

あくまで今回の話は、「還元率が○%だからお得!」「発行手数料や年会費の元を取るには」的な発想の方に結構見られがちな反応に対しての文章となりますので、ご理解ください。

楽天ゴールドカードとKyash Cardの相次ぐ改悪とそれを取り巻くユーザーの反応に共通する一つの思考回路。

先日、楽天の発行するクレジットカードである楽天ゴールドカードの還元率の変更が発表されました。

2021年4月1日より、楽天ゴールドカードを利用して楽天市場でお買い物をした際のポイント還元率が4%から2%に変更になる、というものです。元々が年会費2,200円(税込)と巷のゴールドカードに比べても割安で、その上で還元率が4倍ということで美味しいクレカとして人気のあったカードであるだけに、今回の改悪の影響は大きく、多くのユーザーが解約するのではないか、といった話から、損益分岐点を考えてプレミアムにするか通常のカードに戻すか決めましょう的な記事も乱造されました。

その思考の前提にあるもので多いのが、

「年会費の元を取るには今までなら年55,000円(月約4,600円)楽天市場で買い物をすれば良かったのが、改悪以降は年110,000円(月約9,200円)以上使わないと元が取れない。なので、そこが損益分岐点になるので、そこでプレミアム(従来どおり4%)か通常カード(2%)に変えるか決めるのがオススメ」

といった論になります。そこで出てくるのが、月いくら使えば年会費が無駄にならないのか、という意味での損益分岐点という話ですね。

また今回、一部では高還元カードとして話題だったKyash Cardがクレジットカードからのチャージの場合には、従来の1%還元から0.2%還元に改悪される、という発表がされました。

まだ本サイトのプレスリリースにはその旨の記載が見当たらないのですが、本日(2021年1月28日)の時点で話題になっています。

KyashのHELPページに掲載されているようですね。

これによると、2021年2月10日のアップデートに伴い、クレジットカード等からのチャージの場合には、還元率が従来の1%から0.2%に変更となる、ということ。これは確かにポイント還元率的には5分の1になるわけですから、痛くないとは言いません。ただ、この話に対してネット上では、

「発行手数料が900円だから、元を取るには45万円(0.2%の場合)以上使わないといけないので、利用価値がなくなった」「せっかく発行したのに、これじゃ発行手数料の元が取れない

といった意見を多く目にすることが出来ます。

皆さん、年会費や発行手数料の元を取るために頑張ってカード使ってるんですか?

そもそも元を取りたいのが目的だったり、少しでも還元で得したいというのであれば、今回のKyashであれば45万円(今までなら9万円)を超えない限り、元は取れないわけです。45万円(9万円)を超えた時点から、使った金額の0.2%(現在1%=Kyashの場合)がようやく還元されるわけです。で、その場合、現金にすると、Kyash Cardを1万円使って100円(今後は20円)なんですよ。

楽天ゴールドカードの話も同じです。こちらの場合、どこのお店でも同じなわけではなく、あくまで楽天ゴールドカードを「楽天市場でのお買い物で使った場合のみ」通常の(カード利用時の1%還元)+SPU(期間限定ポイント)が4倍(変更後は2倍)付与される、というものです。つまり、今までは楽天市場で1万円買ったら400ポイントが期間限定ポイントで付与されたのが、これからは200ポイントになる。つまり200ポイント減るので損だ、という話です。年会費が通常カードは無料、ゴールドは2,200円なので、従来なら年55,000円以上使えば元が取れたのが、これからは年11万円以上使わないと元が取れない、というわけです。でもここで思いません?

だったら、Kyash Cardの手数料や楽天ゴールドカードの年会費の元を取りたいのであれば、

そもそもKyash Cardや楽天ゴールドカード、使わなければいいんです。発行しなければ、発行手数料も年会費もかからないんですから、そのまま900円、2,200円が浮くんですよ。

はっきり言って(実際にそれでお金が貯まるかは別問題ですが)1円も無駄にしたくないのであれば、そもそもKyash Cardも楽天ゴールドカードも持たないのが一番です。

そう書くと、あなたは思うかもしれません。

「いや違う。お前は1%をバカにしてる。塵も積もれば山となるんだ。1%をバカにするものは1%に泣く。使わないければ0%なんだぞ」

でも使わなければお金(出費)もかからないんですよ。塵も積もれば、と言いますが、ポイント還元、例えば4%だとしても1万円で400円です。それならば、

今日このあとに帰りに缶ビールとおつまみ買うの1回我慢すれば、期間限定ポイントじゃなくて現金で400円残りません?

更に言えば、例えば楽天カード(ゴールド含む)の話で言えば、これらの4%、2%はあくまで「楽天市場で購入した金額のみ」です。私、昨日記事にした、ワコムのペンタブレット「One by Wacom」をAmazonと楽天市場の同じワコムストアから購入した場合の価格を考えてみましょう。(価格は文章作成時点、2021年1月28日のもの。価格は変わる可能性があります。)

  • ワコムストア(Amazon)…5,940円
  • ワコムストア(楽天市場)…6,600円

差額660円です。楽天市場店で購入した場合の6,600円の4%って幾らですか?264円です。しかもこの4%って楽天の期間限定ポイント分です。前述の「元を取る」だ「損益分岐点」だと何となく計算して分かった気になってる方も多いと思うのですが、それなら単純に

Amazonで買ったほうが安くないですか?

別にすべてAmazonで買え、と言ってる訳ではなく、単純に1円でも損をしたくないのであれば、幾らでも節約する方法はある、ということです。それを無理に楽天カード+楽天市場縛りや、900円の元を取れるまで無理してKyash Cardを使う、みたいなことをする必要が本当にあるの?という話です。

お金が貯まらない人に共通するのは「数字の計算が苦手」なだけでなく「もっともらしい数字を見せられると、あまり考えずに信じてしまう」こと。

世の中には高還元やポイ活など、如何にも「知らないと損」「やらないよりもやっておいた方が得」「塵も積もれば」的な美味しい話が溢れています。それは何十年も前から、サービスや内容は変われども基本的な仕組みは変わらず続いています。ネットワークビジネスなんかも同じですね。何十年も前から手口は同じなのに、毎年新しい世代がコロコロと騙されていく光景を町中でも目にします。

で、お金が貯まらない、日々の生活が苦しい人に共通する特徴というのはもちろん幾つもあるのですが、その中の一つに単に「数字の計算が苦手」なだけでなく

「もっともらしい数字を見せられると、あまり考えずに信じてしまう」

ということが挙げられます。数字の計算が苦手なので、もっともらしい計算式やグラフを見ると、頭から信じてしまうんです。

今回の場合であれば、「損益分岐点」という言葉あたりもそうかな、と。ネットを眺めていると、今回の楽天ゴールドカードの改悪でも、Kyash Cardの改悪でも、この「損益分岐点」という言葉が山程出てきます。

「損益分岐点」という言葉自体には全く罪はありません。ただ、本来とは少し違った意味合い、目的で用いられている、というだけです。

ここで細かい計算式や「損益分岐点は月〇〇万円以上使う人」みたいな話を読んでしまうと、何となく信じちゃうんです。で、損だと思った途端に、そのサイトやYouTubeチャンネルでオススメしている次のオススメサービスにコロコロ乗り換えるんです。改めてその新しいサービスに手数料や年会費、あなた自身の大切な時間や手間を使って、です。

そんなコロコロと得体のしれない新しいサービスに次々申し込んで(乗り換えて)、その都度個人情報を入力して、銀行口座やカードの情報まで提供して、手数料まで払って、それで数%の還元(それもそのサービスでしか使えないポイントなど)が必要ですか?

今まで乗り換えてきたサービス、結局改悪されたりで1~2年と経たずにサービス終了したり改悪されたりしてる訳ですよね?で、あなたの中に何か得したもの、残りました?幾ら手元に戻ってきました?そのためにいくら使いました?

きっとこれからもこうした美味しそうな話やサービスが山程出てくると思います。そのたびにあなたは「これは得だ!高還元で元取れる!」と思うことでしょう。もしかしたら自分だけは違う。自分はマネーリテラシーwが高いんだと〇〇大学と名乗るものに高いお金を払って入学するかもしれません。でも覚えておいてほしいのです。

本当に1円も無駄にしたくない、常に生活費に困ってる状況から抜け出したいなら、

今の生活習慣(金銭感覚)を見直す

しかないんですよ。先程も触れたように、今買おうとしてる1,000円の無駄遣いを1回止めるだけで、10万円分の無駄な買い物の還元分(1%還元の場合)が現金で手元に残るんです。

でもこれが一番難しい。面倒くさいし、痛みも伴うし、楽しくないからです。それより目先の「高還元率や高額ポイント還元でお得!」にその都度飛びつくほうが刺激もあって、夢があるように感じます。

ちょっと説教臭い長ったらしい話になっちゃいましたが、過去20代に同様のネット上の一見お得そうな手口に次々と手を出してしまったこともある私自身の自戒も込めて、ちょっと文章(雑感)にしてみました。

最後に改めて補足しておくと、楽天ゴールドカードもKyash Cardも、年会費の元を取ることやお得な還元よりも、他にメリットを感じて使っている方の場合は除きます。そのサービスに付帯するものや特典、利便性と言ったものにメリットを感じている方の場合は、今回の話とはまったく関係ありません。

あくまで今回の話は、「還元率が○%だからお得!」「発行手数料や年会費の元を取るには」的な発想の方に結構見られがちな反応に対しての文章となりますので、ご理解ください。

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当ブログで書いてきた文章をジャンル毎に分け、加筆・修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍にて販売しています。

Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の5冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

「100人いれば100通りのChromebookとの付き合い方がある。それぞれの365日がある。いろいろな人の、いろいろな形の、いろいろな365日を眺めてみたい。」

そんな想いから2018年後半から季刊ペースで出しているのがこちらです。この本は「実際にChromebookを使っている(もしくは興味を持っている)ユーザーたちで作り上げる会報誌」です。

毎回事前に寄稿者やアンケートの回答を募り、それらをまとめて作っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。

楽天ゴールドカードとKyash Cardの相次ぐ改悪とそれを取り巻くユーザーの反応に共通する一つの思考回路。

皆さん、年会費や発行手数料の元を取るために頑張ってカード使ってるんですか?

お金が貯まらない人に共通するのは「数字の計算が苦手」なだけでなく「もっともらしい数字を見せられると、あまり考えずに信じてしまう」こと。

  • 楽天ゴールドカードとKyash Cardの相次ぐ改悪とそれを取り巻くユーザーの反応に共通する一つの思考回路。
  • 皆さん、年会費や発行手数料の元を取るために頑張ってカード使ってるんですか?
  • お金が貯まらない人に共通するのは「数字の計算が苦手」なだけでなく「もっともらしい数字を見せられると、あまり考えずに信じてしまう」こと。