[かぶ] Chromebookの個人向け日本再上陸というこのタイミングで突如発生した「日本語入力が出来ない」トラブルについて振り返る。

[かぶ] Chromebookの個人向け日本再上陸というこのタイミングで突如発生した「日本語入力が出来ない」トラブルについて振り返る。

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日本でも続々と新作モデルの発売が始まりまして、これから日本のChromebook界隈もパーッと明るくなるか、賑やかになるか、と思っておりましたら、別の意味で賑やかになっていたようです。ここ最近のアップデートで一部のChromebookユーザーの間で「突然日本語入力が出来なくなった」という症状が多発。しかも誰もが発生するのであればもう少し解決も早かったのかもしれませんが、中には全く影響を受けなかった方も結構いたようで、それがまた悩ましいところでもありました。

ちなみに我が家では10台近くあるChromebookは一台も問題が発生しておらず(Google日本語入力のユーザー辞書が初期化された、という問題は発生しましたが)何が原因なのか、どうすれば解決するのか以前に再現のしようがなくて、ただTwitterでの皆さんのTweetを追いかけているしかありませんでした。

最近になってようやく落ち着いてきたのか、TLでもこの話題が出てこなくなりましたが、日本語入力に関しては過去にも数多くの問題を発生させ、更にその解決に関してはあまり力の入ってなさそうな態度を取り続けていたGoogleさんのことです。今後似たようなことが起こる可能性も0とは言えませんので、ここで振り返りつつ、今回の状況をある程度まとめてみたいと思います。

今回の問題はアップデートによる「設定」画面のUIの大幅な変更に伴う詰めの甘さが原因か。

Chromebook 設定画面

我が家のメインのChromebookであるThinkPad 13 Chromebookのバージョンは現在60.0.3112.114(2017年9月15日時点)

現在、ChromeOSのバージョンはStableチャンネルでも既に60になっています。ここ最近、以前に比べるとかなりの頻度でAndroidアプリ(Google Playストア)対応が進み始めていまして(我が家のThinkPad 13 Chromebookではその気配すらありませんが)、その辺りも話題の一つになっています。恐らく現在の勢いを失わないためにGoogleさんのほうでもかなり急ピッチで対応を進めているのだと思います。

その過程で今までほとんど変わってこなかった「設定」画面のUIが大幅に変更されています。従来の画面に慣れている方にとってはかなり戸惑う、私なんて未だに慣れない困ったものになっています。(最近Chromebookを使い始めた方にとっては特に不便はないかもしれませんが)

こうした状況の中で、従来より何かと問題の発生しやすかった「キーボード周り」の設定の部分で詰めの甘さが出てしまっているのではないか、というのが、ここしばらく眺めてきての私の印象です。

「キーボード」「文字入力」の設定項目の場所が分かりにくくなってしまっている。

例えば従来であれば、ユーザー登録辞書への登録や、入力設定に関してはホーム画面からワンクリックで比較的簡単に設定画面に辿り着くことができました。

Chromebookの入力方法の画面

現在の画面でも確かに入力方法の画面はすぐに表示できますが、「どこを押せば詳細設定に進めるのか」が非常に分かりにくくなっている、というのが私の印象です。

上記の画面で上の「Google日本語入力」という部分をいくらクリックしても何も変化はありません。ここから設定に辿り着くには下の歯車をクリックする必要があります。クリックすると、下の設定画面にたどり着きます。

Chromebookの設定画面

設定画面から辿り着くには「詳細設定」の中に「言語と入力」へと移る必要があります。

この「言語と入力」の設定画面は、普通に「設定」画面を表示させても出てきません。「詳細設定」を表示させないと出てこないのです。先程の歯車から進んだ場合、まずこの画面がどこに位置しているのかがわかりにくいのも困った点です。そして、この「言語と入力」の画面。この画面で果たして自分が設定したい項目にすぐにたどり着けるでしょうか。

Chromebookの設定画面

試しに「入力方法を管理」の横に三角矢印があったので、これかと思って押してみると、この画面にたどり着きます。多くの方はほとんど使わないのではないでしょうか。

試しに「入力方法を管理」の横に三角矢印があったので、これかと思って押してみると、上記の画面にたどり着きます。何か問題が起きているのであれば別かもしれませんが、私、この画面で設定を何か変えた記憶は全くありません。仕方がないので戻ります。私にとって必要な画面は、以前から愛用している方にとっては懐かしいあの画面です。

Chromebookの設定画面

「言語と入力」から「Google日本語入力」の横の四角に斜め矢印のあるマークをクリックしたところ、ようやくたどり着きました。

ようやくたどり着きました。非常に懐かしい従来の設定画面です。なぜこの画面にすぐにたどり着かせてくれないのでしょうか。単に私が探すのが下手なだけでしょうか。どこに何の設定項目があるのか直感でわかりづらくなっている気がします。

この画面から「ユーザー辞書の管理」画面にも進めますし、人によっては欠かせない「スペースの入力」(私の場合は常に「半角」にしておきたい)の変更ができます。

今回のトラブルでは、前述のように私の環境でもユーザー辞書が初期化されました。

Chromebookのユーザー辞書画面

ユーザー辞書は定期的に下の「辞書管理」からGoogleドライブなどに「エクスポート」しておきましょう。

幸いにもユーザー辞書を下の「辞書管理」の「エクスポート」からGoogleドライブ上に定期的に保存していたため、「インポート」するだけで復活しましたが、できればそろそろユーザー辞書も自動同期してくれるとありがたいのになぁ、と思っています。

今回の「日本語入力出来ない」問題の解決方法を幾つかご紹介。

多くの方が解決した方法が先程も上げた「日本語入力の設定」画面の「入力補助」部分の「自動英数変換を有効にする」のチェックを外す(or外す、チェックするを何度か繰り返す)というものです。

Chromebookの設定画面

「言語と入力」から「Google日本語入力」の横の四角に斜め矢印のあるマークをクリックするとたどり着けるこの画面です。ちなみに私の場合にはチェックが元々入っていましたが、特に問題は起きませんでした。

ただ、私のように元々この項目にチェックが入っていても全く問題が発生していない場合もあるので、この項目自体が問題なのか、もしくはこの項目のチェックを変更することが何かの引き金になって何となくうまく解決するのかは現時点ではわかりません。

また、定番中の定番ではありますが、Powerwashで一旦設定もキャッシュも含めてスッキリさせてしまうというもの有効な方法で、Chromebookの場合にはこれが比較的簡単に出来る(復旧も早い)ので、個人的にはまずは「何かあったときにはまずはPowerwash」を勧めたいところでもあります。

Chromeの場合にはWindows PCなど他のPCでもChrome自体を使っている方も多いため、それらの設定とキャッシュが何らかの影響を与えてしまう場合も多々あります。また、アップデートの際にChromebook内の設定関連のキャッシュがうまく引き継がれずに壊れてしまい、リセットループを繰り返してしまう、といった例も以前から時々起きています。

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また、何をしてもとりあえず直らないこともあります。今回は幸いにもそういう状況ではなかったことが幸いでしたが、以前は前述の「スペースの入力」が何度「半角」にしても、再ログインすると元の「入力モードに従う」に戻ってしまうというバグがしばらく放置状態でした。これ、半年以上改善されなかったかな。

当時は日本市場自体が非常に小さかった(縮小傾向だった)ため、Googleとしても問題は認識しながらもあまりやる気が出ていなかった部分もあるのかもしれませんが、こうしたことも残念ながら時々起こります。

日本再上陸のこのタイミングでのトラブルはかなりイメージ的にはマイナス。

文教・法人向けも含めて再度個人向け市場でも日本において積極的に展開していこうとしていた矢先のまさに最悪のタイミングで起きた今回のトラブル。日本語というマイナーな言語であることもあって、従来であれば完全に放置されていてもある程度は許されてきた面も無きにしもあらずですが、これからはそういうわけにはいかないと思います。特に文教・法人向け市場においては致命的です。管理が簡単なはずのChromeOSでいきなりこのようなトラブルが起きたときに果たして管理側がすぐに対応できるのか。それも根幹に関わる日本語入力において、「一部の、けれど決して少なくはない」ユーザーでのみ起きてしまうようなトラブルが今後起きたときに、果たしてどうしていくのか。

これからGoogle Playストア対応が更に進むにつれて、個人的にはこの問題は更に難しくなってくるのではないか、と心配しています。なぜならクラウドのみで完結できない、各機種固有の問題として発生する可能性が高まってしまうからです。ChromeOSが問題なのか、Andoroidアプリとの相性が問題なのか、そうした点から問題の原因を探り当てていくのはなかなか大変だと思います。

ただ、裏を返せばこのタイミングで一度起きてくれたことは、結果としてプラスに働くかもしれません。私はそれを期待したいと思っています。

この過渡期において、果たしてGoogleはうまく舵を取ることが出来るのか。それとも混乱を数々生んだ挙句、急速にシェアを失っていくことになってしまうのか。Chromebook好きとしてもこれからしばらくの状況は今まで以上に注意して見守っていきたいと思っています。

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