今日、一部のモデルを除いてChromeOSのアップデートがあり、Stable Channel(安定版)がver.56になりました。
一部メニュー等の配置が変わったりしましたが、今回個人的に最も大きかったのが手元のASUS C302CAが待望のGoogle Playストアに対応した、ということです。
Google Playストアに関しては既に昨年秋よりごく一部のモデル(3モデル)においてStable Channelで利用が可能になっていましたが、その後他のモデルに関してはBetaやDevではポツリポツリと対応してはいたものの、安定版Stableでの対応は進んでいませんでした。
今月12日に発売が予想されているSamsung Chromebook Plusは対応済という話もありますし、今年以降発売されるChromebookはすべて対応と言われてはいましたが、肝心の手元のChromebookのいづれにもPlayストアがおりてこないのではあまり現実味がありませんでした。
今回ASUSの新作C302CAにとっては、このタイミングでAndroidアプリが使えるようになった、というのは実際の使い勝手以上に大きな効果があると思います。現在ライバルとなるのはAcer Chromebook R13や前述のSamsung Chromebook Plusです。特にChromebook Plusに関してはただでさえ注目度が高いだけに、既に発売しているC302CAとしてはここで遅れを取るわけにはいかないと思うのです。その点で、発売数日前のこの段階での対応は非常に嬉しいことでもあります。
さて、そんなC302CAにおけるGoogle Playストア対応。要はAndroidアプリがChromebookでも使える、ということでもあるのですが、実際のところ使い勝手はどうなのでしょうか。
Google Playストア対応を考えたとき、現時点での大きな魅力としてはMicrosoftのOfficeがアプリとして使える、という点が挙げられます。まだ動作の細かい部分までは見ていませんが、中途半端なままのOfficeオンラインではなく、Android版ではありますがアプリベースできちんと使えるようになるのは、Officeがネックになっていた層にとってはかなり大きいと思います。
その他まだまだほとんど試せてはいないものの、無数に存在するAndroidアプリを全てではないもののこれからは使うことが出来る、というのは、用途の幅と可能性をかなり広げてくれます。その分、本体ストレージ内にアプリ等を保存することになるわけで、今までのクラウドベースでの良さを消してしまわないかは心配ではあります。
私も既に昨年秋にAcer R11にて実際に使ってみましたが、現段階ではアプリをメインでどんどん使っていく、というよりもかゆいところに手が届くようになった、そういうツールとしてAndroidアプリで補えるようになったという印象です。
過度な期待を持ってしまうとまだまだ惜しい部分もあるのですが、現段階でも既に便利な部分もあり、その点は今後の対応如何では更に楽しみになってくるかな、と思っています。
ということで、ますます色々と楽しめそうなASUS Chromebook Flip C302CAについては、これからもその都度使い勝手を書いていきたいな、と思っています。まずは待望のGoogle Playストア対応を素直に喜びたいと思います。