先日のCOMPUTEX TAIPEI 2017のASUSブースで触ってきた、教育市場向けモデルの一つ、ASUS Chromebook Flip C213NAがASUSのサイトで商品ページが出来ているようです。
ほぼ会場で見たとおりのスペックでしたが、その中で気がつかなかった、より詳しく書かれていた部分が下記の2点です。
Display | 11.6″ (16:9) LED backlit HD+ (1366×768) 60Hz Anti-Glare Touchscreen with 50% NTSC with 178˚ wide-viewing angle display |
11.6″ (16:9) LED backlit HD+ (1366×768) 60Hz Glare Touchscreen with 45% NTSC with 178˚ wide-viewing angle display | |
Certificates | UL, CE Marking Compliance, FCC Compliance, BSMI, Australia C-TICK / NZ A-Tick Compliance, CB, EPEAT, EU Flower, Energy star, IDA, WEEE, Erp 2013, RoHS, JATE |
Displayに関してはどちらもTouch Screenながら、「Anti-Glare Touchscreen with 50% NTSC with 178˚ wide-viewing angle」と「Glare Touchscreen with 45% NTSC with 178˚ wide-viewing angle」が選べるということ、更にCertificatesの項目が増えていることがあります。
Certificatesの項目には日本向けには「JATE(一般財団法人 電気通信端末機器審査協会)」の表記がありますが、これがイコール「技適マークあり」ということには繋がりません。これは以前関東総合通信局に確認をした際にも「JATEの表記だけでは不十分です。別なので。技適マークがないと、「大丈夫」とは言えないんですよ」と言われていました。
結論からすると「不十分」とのことでした。JATEの規格に準ずる設計をしていても、それが違法な電波を発することがない証明にはならず、実際に技適マークは別で、そのための審査を通していることの証明にはならないため、マークがない限りやはり法律的にはダメだとのことです。
海外製のモデルの場合にはこうした記載のものも結構多く、FCやCEなどそれぞれの国や地域の基準があるため、それらで相互にある程度補完し合えるようにはなっていて海外で使う分にはそれで問題ない場合も多いのですが、日本で使うとなると、やはり日本の法律に照らした基準を満たしている(そのための審査を通している)必要がある、ということでした。
ただ、今回のこのモデルに関しては、既にCOMPUTEXの会場で本体底面に技適マークを確認していますので、
これが展示サンプル用のフェイクでないことを願いたいと思います。
さて、そんなこのモデル、既に米Amazonでは商品ページが出来ています。
製品名が「C213NA」ではなく「C213SA」となっていたり、現時点では「Temporarily out of stock. 」、更に日本直送が出来ないようなので悩ましいのですが、価格は$349.00です。
また、情報も解禁になったのか、海外の情報サイト等でもレビュー、紹介動画が上がり始めています。
まずはPromevo。こちらの店舗では既に「IN STOCK」になっていますが、やはり製品名は「C213SA-YS02」なんですよね。この辺り名前の付け方が気になるところでもあります。
また、以前一度公開されたものの、その後諸般の事情で一旦削除されていたChrome Unboxedの動画も復活。
少しずつ市場に出回る気配が出てきています。日本での発売も期待したいところです。