[かぶ] 靴好き革好きなら、その鞣す世界も知っておこうか。写真集「Tannery」が2016年春に限定販売。

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[かぶ] 靴好き革好きなら、その鞣す世界も知っておこうか。写真集「Tannery」が2016年春に限定販売。

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革靴に関する話題は基本的にLife Style Imageで書こうと思っているのですが、まだ発売されていない写真集の話題なので、こちらで軽く触れてみようと思います。

革靴が好きな人は使われている革についてもマニアだったりします。ホーウィン社のコードバンはあの独特の艶ガー、アノネイのボカルーがハリときめ細かさではうんたら、幻の革と言えばやっぱり等々。私も何だかんだ言いつつ、革は好きです。革は気になります。

けれど、大抵そこで思考がストップしてしまいます。革ってどうやって作られているんでしょうか。どんな場所でどういう環境で作られているんでしょうか。

Tannery 02

バングラデシュの首都ダッカに「ハザリバーグ」という皮なめし工場地帯がある。ここには300の工場が集まり、3万人もの労働者が皮なめし業に従事している。皮をなめす工程で使用する有害な化学薬品は、未処理のまま町中を流れ、ゴミとして出される余分な皮は、町の周辺にそのまま廃棄される。政府はその問題に一向に着手しないまま数十年が経過している。彼らがなめした皮はバッグ、財布、ベルト、革靴などに形を変え、欧米各国、そして、わたしたちの国日本に大量に輸出されている-。

革好きなら、有名なカールフロイデンベルグをはじめ、ヨーロッパ(特に環境に厳しいドイツ)には多くの名タンナーがあったことをご存じかと思います。そしてそれらが廃業した事情も。それらが全てこのハザリバーグでの環境と同じだったとは言いません。

牛革と引き換えにどれ程を失うのだろうか? ~ハザーリバーグという街の物語~ バングラデシュ物語

凄まじい環境破壊の中にあるバングラデシュのハザリバーグ

この革、良いよね。キメの細かさが。やっぱり革は○○が最高だよ。勿論それらを考えたり、知ることはとても楽しい趣味でもあります。

けれど、折角革靴や革製品に興味を持ったのであれば、その先の世界も知って欲しい。知りたいと思いませんか?

勿論「だから革靴はダメだ」と短絡的に思って欲しくはありません。私も知らないことだらけです。けれど、同じ靴や革製品好きとして、こうした環境を知ることは大切だと思っています。

革好きなら、その先もちゃんと知っておきましょう。写真集は2016年春に限定販売されるそうです。予約注文は下記サイトから。

Tannery | AKIHITO YOSHIDA

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