仮想通貨が話題です。
都内のタワマンとか戸建てを
無理して買って数千万円の
ローンを背負ったサラリマンには
一攫千金でローンをたちまち
チャラにする、というストーリーがかなり効くんですよ。
そこに降って湧いた仮想通貨ブーム()、繰り上げ返済用のなけなし貯金をはたいて負債を倍増させた人がチラホラいますよ。— はちまん (@yahata_hachiman) January 18, 2018
私も大打撃を受けました。総資産が一時、3分の2に減りました。15,000円が10,000円です(今12,000円くらい)。これは堪えました(全く堪えてない)。
ここ最近のブームで、多くのブロガーや情報商材屋さんがこぞって仮想通貨を取り上げ始めました。数年前のFXブームの時みたいです。あの時も目指せ億り人な人たちがこぞって「俺もFXやってるよ」と言い出したり、巷には数多くの「FX情報商材」「FXセミナー」が生まれました。今回の仮想通貨でも、例えばブロガーだと、だいたい書く記事はどこも似たような感じでコピペしてきて文末だけ「ここの取引所がオススメ!」アフィリンク貼っただけじゃないか、みたいなものが濫造されました。私も折角なら便乗したい。この流行に乗りたいと思います(乗り遅れていますが)。一緒に夢を追いましょう。ロマンです。
宇宙人、一緒に探しませんか?
突然お前は何を言っているんだ?と思われるかもしれませんが、私、本気です。次の流行は宇宙人です。別に今思いついた訳ではなく、私、2001年9月から追い続けています。
SETI@homeってご存知ですか?なんか既にプロジェクト自体終了した、と思われている方や、そもそも全くご存じない方も多いと思いますが、一応Wikiから簡単に引用してみると、
SETI@home では、アレシボ天文台の観測データを使い、その中に地球外知的生命体からの無線信号の証拠と見られるものがないか探索する。データは他の科学的プログラムに従って電波望遠鏡を使用しているときに便乗する形で採取されている。データはデジタイズされて記録され、SETI@home の施設に郵送される。そこでデータを時間と周波数で分割して小さな塊にし、それらを世界中のコンピュータに分配し、ノイズとは見なせない情報を含む可能性のある信号を探す。SETI@homeの要点は、データを小さく切り分け、それらを数百万台のパーソナルコンピュータで分析させ、分析結果を返してもらうという点にある。そうすることで、通常なら最新のスーパーコンピュータを必要とするような分析をインターネット上のコミュニティの援助によって達成できるようにした。
この「SETI@homeの要点は、データを小さく切り分け、それらを数百万台のパーソナルコンピュータで分析させ、分析結果を返してもらうという点にある。」というところがポイントです。あまり難しいことを説明しても飽きちゃうと思うので、思い切り端折って説明すると、
パソコン使ってて、手が空いた時に勝手に裏で宇宙人を探してくれる。
というものです。思い切り端折ったな。
SETI@home用のクライアントソフト(現在では単独ではなくBOINC(Berkeley Open Infrastructure for Network Computing) というソフトウェアに代わり、宇宙人以外の他の分散コンピューティング・プロジェクトにも参加できるようになっている)を自分のPCに入れたら、あとはPC動かしたまま放置しておくだけです。
私たちって普段PCを使っていても、意外と何もしていない時間が多いんですね。何となくサイトを眺めている時間、文章を考えている(手が止まっている)時間、ぼーっとしている時間など。そうした時間に、バックグラウンドで「アレシボ天文台の観測データの中から自分に割り当てられたデータ部分に、地球外知的生命体からの無線信号の証拠と見られるものがないかを勝手に探してくれるんです。凄いでしょ。ロマンでしょ。
この作業には決してハイスペックなPCが必要な訳ではありません。もちろんハイスペックなPCで貢献したほうが貢献ポイントは上がりますが(上がっても何か貰えるわけではないのですが)、手元のノートPCでも大丈夫です。ノートだとフルに動かすと結構本体が熱くなっちゃうかもしれませんが。
そして、この作業にはCPUの余剰パワーのみを使うことも出来ますが、もしグラフィックボード(GPU)なども活用しようと思えば、更に多くの処理が可能になります。というか、GPU使うと一度に解析できる量が大幅に上がるので、何となく気持ちいいです。ここで念を押しておきたいのは、ハイスペックのPCや、更にハイスペックなGPUを使えば使うほど儲かるのではなく、気持ちいいんです。だって、見つけたいのは宇宙人ですから。いくら大量に解析しても、地球外知的生命体からの無線信号の証拠と見られるものが発見できない限り、成果は0です(そのデータには証拠とみられるものは発見できなかった、という成果はもちろんあります)。
ワクワクしません?もしかしたら、自分の解析したデータから、宇宙人の手がかりが見つかるかもしれないんですよ?
以前、「コンタクト」という映画がありましたので、ご覧になったかもしれません。あの映画はこのSETI@homeがモデルになっています。
また、このSETI@homeは以前本も発売されました。
最近は仮想通貨のマイニングも話題になっています。昨年はマイニングのために自宅のPC環境に多額の設備投資をする方も多く出てきました。設備投資をすればするほど、電気代もかかるようになりますが、手に入る仮想通貨の量も多くなります。それも確かに楽しいです。私もやっています。ただ、私のPC環境は、新たに投資した、というよりも、ほぼ2001年から続く宇宙人探しの延長のようなものでした。宇宙人探しのついでに折角だから時々マイニングするか、みたいな感じです。
もしかしたら、あなたは既に仮想通貨のマイニングのために、マイニングリグを新たに組み立てたり、その投資費用の回収のために必死かもしれません。それが元々PCの自作好き、趣味の延長のようなものであれば良いんです。それなら楽しいのは分かります。私自身がPCの自作が趣味でもありますから。でも、仮想通貨が話題だから、ちょっと自分もマイニングで儲けようかな、と少し無理をされているのであれば、
むしろ一緒に宇宙人探しませんか?
宇宙人探しに日々のチャートは全く必要ありません。追加投資も必要ありません。見つかるかどうかも分かりません。いつプロジェクトが終わるか分かりません(過去何度もプロジェクト終了の危機に陥っています)。そしてPC動かしていれば電気代はかかります。気持ち良いほどに無駄かもしれません。
でも、良いじゃないですか。自分たちの星以外にも、どこかの星に必ず宇宙人はいるはずです。
だって、私達も宇宙人なんですから。
ちなみに私は「チーム日本-Team NIPPON」に入っています。もし良かったら、同じチームで頑張りましょう。
マイニングPCや仮想通貨の投資やFXを薦める記事ではなく、宇宙人探し用のPCパーツの紹介記事がバズるようになったら、世の中もっと平和で、みんなの心も柔らかく、穏やかになるんじゃないかなぁ、と思っています。
宇宙人探しと、そのためのPCのパーツ選定の記事、読みたい人いますか?