[かぶ] ただいま妻がイラクからブログを更新していますが、決して銃弾が飛び交う中、自己犠牲の精神の元に白衣で戦ってはおりません。

[かぶ] ただいま妻がイラクからブログを更新していますが、決して銃弾が飛び交う中、自己犠牲の精神の元に白衣で戦ってはおりません。

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Facebookページでは少し触れましたが、昨日まで実家に帰っておりました。今回Chromebook持参ではなかったので、もっぱら更新以外の作業をちまちまとしていました。

というのも、今回Chromebookは妻がイラクに持って行っています。前回のイラク行きではiPhoneとするぷろで更新出来るように設定したのですが、疲れと操作方法に慣れない面倒さから結局断念しまして。

今回はiPadを持っていく、と言うので、二の舞になりそうだったのでChromebookを持たせたところ、大正解。精力的に一日の活動後に夜遅くまで更新しているようです。

世界ぐるぐる
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イラクというと、それだけで「危険」「なぜそんなところに今行く必要があるのか」と思われる方も結構多いのではないでしょうか。

イラクでもアルビルという地域はまた特殊な地域ではありますが、日本にいる限りアルビルだろうがどこだろうが、イラクである時点で危険です。すぐ捕まって人質にされて国民の皆さまに迷惑をかけてしまうのではないか、と不快に思われる方も多いでしょう。

アルビール | wikipedia

イラク北部アルビル(CNN) イラク北部クルド人自治区の当局者によると、区都アルビル近郊の町に17日夜、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が大規模な攻撃を仕掛けた。

CNN.co.jp : ISIS、イラク北部のクルド人自治区に大規模攻撃

こちらは今年2月18日のCNNの記事。

そんな方に、妻の活動している地域と、その状況について写真も合わせてご覧頂きながら、イメージしていただければいいな、と願っています。

NPOは「非営利」だから無給?

妻は今回、NPO法人から要請を受けて看護師としてイラクに飛んでいます。そこでちょっとNPO法人というものについて触れてみたいな、と思います。

これ、結構勘違いされるのです。

「奥さん、素晴らしい活動してるね。NPOって「非営利」だから、給料貰っちゃいけないんだよね?無償の奉仕って、誰にでも出来るわけじゃない。格好いいよ。」

これはもしかしたら妻本人よりも、夫である私の方がよく言われるかもしれません。何故なら、妻に訊く人はそれなりにNPOに興味を持っているか関わっている人が多いからです。

非営利とは「事業によって上げた利益を役員で分配しない」という意味

NPO、Nonprofit(またはNot-for profit)Organizationの略から取られています。日本では「特定非営利活動法人」と訳されています。ここから、Non Profitだから利益を上げちゃいけないから、給料も払っちゃいけない、貰っちゃいけない、と思う人が意外といます。

あるいは、貰えない、無給で働くもの、と考えている方も結構いる。

でも、利益上げないと、活動が成り立ちません。個人の寄付が全く一般的では無い日本においては特にです。利益が上がらなければ、事務所も借りられなければ電話もネットも引けません。パソコンから、雑多なもの諸々の費用まで、ではどこから出すのか。

まぁ、この辺を差し引いたものを一般的には「利益」と言うわけですが。でもそれを言うなら、給料も利益とは別ですよね?

それは寄付じゃ無いの?政府からお金貰ってるんじゃ無いの?あ、それだと非政府組織か云々とまた明後日の方向に行ってしまうのですが。

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この辺りは、今ちょっと検索したらすぐに幾つかのサイトが出てきたので、その内の一つを引用させていただきます。

NPO法人職員はタダ働き?どうやって生活しているのか知りたい – ライブドアニュース

■誤解の原因?「非営利団体」の意味について

また、blackhillさんは「NPO法人が発足してから10年以上になりますが、まだ非営利という言葉の意味が間違って受け取られているようです」と指摘しています。

「非営利(non-profit)というのは、利益を役員や出資者で分配しないという意味です。利益とは、簡単にいえば売り上げから人件費を含む経費を引いた金額です」(blackhillさん)

非営利とは「金儲けをしない」という意味ではなく、「事業によって上げた利益を役員で分配しない」という意味とのこと。また、ボランティア組織の責任者であるという517hamaさんは、NPO法人のメリットとデメリットについても述べています。

この「非営利」という言葉が誤解を生みやすいのでしょう。またそこに次に挙げるような「ボランティア」との区別が付きにくい、元々そうした活動がきちんとした仕事として認識されにくい日本特有の土壌というのもあるとは思います。

ちなみに、以下のNPOの状況は妻の所属する団体のことではありませんので、念のため。誤解生むと迷惑かけてしまうので。

こうした活動は自己犠牲のボランティアでするものだと思われている。

東日本大震災や阪神淡路大震災の時には、ボランティアという言葉がよく出てきます。勿論妻の所属する団体も今でも福島で活動しています。ただ、こうした活動が全てボランティアだと思われている方も多い。

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ボランティアが駄目な訳ではありません。とても大切です。ただ、ボランティアを思い出して欲しいのですが、4年近くが経ち、今も継続してボランティアをしている方がどれくらいいるでしょうか。

これは非難したいのではなく、ボランティアベースでは継続が難しいのです。モチベーションも違う。何故なら自分たちの生活が立ちゆかなくなるからです。

そして日本では税金逃れの隠れ蓑だったり、時々起こる意味不明の事件などによって、NPOというのは怪しい団体と思っている方も多い。実際私も地元で昼食時やお茶をする時に、近くの席でこうした会話を耳にしたことが何度もありました。NPOなんてろくでもない人間の集まりに違いない、と。

そして、NPOもボランティアも、あまり興味がない方にとってはどっちも似たようなものなので、基本自己犠牲の無償、滅私の活動だと思われてしまうんでしょう。

日本にはお金を頂きにくい空気があるのは確かです。

日本国内だけでも本当に様々な種類のNPOがあります。そして、その大半は実際は運営すら厳しい状況で人件費なんてとても出せるようなものではなく、みな自分の貯金を切り崩しながら、もしくは本業を別に持って幾つかのNPOを掛け持ちされている方もいます。

そもそも資金集め一つとってもNPOでなくても難しいものです。そこに合わせて日本ではこうした活動は自己犠牲の下に、聖人君子な人か余裕のある人がやるもの、というイメージも強い。

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海外支援活動をしていると「偉い」「素晴らしい」と言われることも多いのですが、その「凄い」が何に対して「凄い」なのかが、現実と離れてしまっていることも多々あるんですね。

そして、活動する側にも、「お金を頂いてはいけない」という気持ちもあってか、「人件費を払うくらいならそのお金も支援に廻したい」という考えのところもあります。この辺りも結果として逆寿退社(結婚するととてもじゃないけれど生活が成り立たないから辞めていく)やコンスタントに参加出来ない状況を生んでしまっているので、こうなると何が問題なのか分からなくなってきます。

銃弾飛び交ってませんし、白衣で戦ってもいません。

そして、これも言われることが多いのですが、妻の場合は銃弾飛び交う戦地に白衣で赤十字の印付けて走り回る訳でもカメラを武器に飛び回る訳でもありません。冗談ではなく、実際に真顔で訊かれたことが何度かあるので。

危険地域や現地の状況については逐一連絡を取りながら、ギリギリまでその国の状況とリスクに関しては検討した上で向かっています。

まぁ、そうした諸々の事情はあるとは思いますが、結局は本人がやりたくてやっているわけで、またあくまでプロとして仕事の一環で行くわけですから、海外出張をされている方と同じだと思います。と言いながら、今回は特に給料は頂いていませんが。

今回妻が日々更新しているブログに出ている写真は、そうしたイメージを持たれている方にとっては意外な写真が多いかと思います。

このブログに何らかの縁でたどり着かれた方で、もしこうした活動などに関心のある方がいらっしゃいましたら、今回の一連の内容も合わせてご覧頂けると嬉しいです。

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