[1166-201602] Last Keffiyeh by Amal Falestini(最後のパレスチナ製織物「ラスト・カフィーヤ」)

[1166-201602] Last Keffiyeh by Amal Falestini(最後のパレスチナ製織物「ラスト・カフィーヤ」)

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2016年2月1日(月)~6日(土)に、東京の京橋にあるギャラリーモーツァルトで開催されている「Amal for Peace展」に夫婦で行ってきました。妻が元々イラクの医療支援活動に関わっていることもあり、中東関係の知り合いが多く、そうした中で知り合いになった方がやられている「パレスチナ・アマル」と「PEACE ON」が主催です。
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中東では一般的な「カフィーヤ」ですが、民族や宗教によって模様などが変わってきます。今回妻が早めのバレンタインということで、パレスチナに唯一残された工場で作られた、最後のパレスチナ製織物である「ラスト・カフィーヤ」をプレゼントしてくれました。妻自身が興味を持ち、現在自分用のカフィーヤの完成待ちなのですが、先に私の手元にカフィーヤが来ましたので、ご報告します。

安価な外国製におされ、パレスチナに唯一残った織物工場で作られた最後のパレスチナ製カフィーヤ。

「ガザ」という地名が「ガーゼ」の由来という説があるくらい、パレスチナは織物文化が盛んでした。東西交易の要衝であることから多様な文化が混ざり合い、織物文化はいっそう多彩に開花しました。
しかし、1948年のイスラエル建国に伴い、産業は途絶えてしまいます。住んでいた土地を追われて難民となったパレスチナ人にとって、身に着けて持ち出せた衣類が文化やアイデンティティーの象徴となります。そのひとつが、「カフィーヤ」でした。
今、パレスチナには織物工場がひとつしかありません。唯一残された工場で作られた、最後のパレスチナ製織物。それが、「ラスト・カフィーヤ」です。

カフィーヤは、アラブの伝統衣装である大判のストールのこと。かつては農作業をする男性が日よけとして頭に巻いたり、風呂敷としても使われるなど、日常に根付いた織物です。民族や文化によって配色や柄が異なり、パレスチナの伝統的な配色は「白x黒」だそうです。PLOの故アラファト議長が愛用していたことでも有名だそうです。
“パレスチナの誇り”の布を守る “最後の”工場奮闘記 | 国際報道2016 [WORLD LOUNGE] | NHK BS1

商業都市ヘブロンにある最後の工場では1950~70年代の日本製の織機がメンテナンスされながら使われている。


織機は日本製(SUZUKI LOOM)。自動車メーカーとして有名なスズキも、1930年代には鈴木式織機株式会社として織機の輸出を行っていたそうで、オーナーによると60年前から使っていて、「日本製はすばらしい!」と100年は使うのだと豪語しているそう。
ラスト・カフィーヤ – パレスチナ製テキスタイル通販*パレスチナ・アマル
パレスチナも例に漏れず、安価な外国製(中国産)にシェアを奪われ、また分断、占領の中で今ではこのヘブロンにある工場のみとなってしまったそうです。

今回はアマル念願の東京での展示販売会。

「パレスチナ・アマル」ではこの最後の工場で日々作られている「ラスト・カフィーヤ」を“平和(アマル)の象徴”として、パレスチナの地場産業の保護を目指して日本で販売しているそうです。
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そんな「パレスチナ・アマル」の念願の東京での展示販売会が今回開かれたわけですが、会場は平日にも関わらず、私たちの後にも次から次へと女性のお客さんが訪れていました。
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パレスチナの伝統的なカフィーヤの配色は白x黒。

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先ほども触れましたが、パレスチナの伝統的なカフィーヤの配色は白x黒。勿論その配色のカフィーヤも販売されていますが、会場にはその他にも様々な配色の綺麗なカフィーヤが並んでいました。
ラスト・カフィーヤ オリジナル – パレスチナ製テキスタイル通販*パレスチナ・アマル
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ここ最近妻が時々家でも話題にはしていたのですが、いまいちイメージが沸かなかった私。けれど実物を目の前にすると、非常に美しい。そして、会場の北村さんやPEACE ONの相沢さんが首に巻かれているカフィーヤの、使い込んでクタッとなった雰囲気がたまりません。写真撮影は自由だったので、一言断ってから色々と撮っている内に、妻が一言。「あなたの好きな柄を選んで。今日は早めのバレンタインとしてプレゼントしたいな、と思っていたから。」とのこと。
なんと!全く知らされていなかったので、見事なサプライズでした。嬉しい。早速悩んでしまいました。綺麗な配色のカフィーヤも素敵なのだけれど、なるべくなら使い込みたい。であれば、自分の服装にも合う色が良い。そして目に留まったのが、定番といえば定番ですが、黒やグレーでした。
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黒も素敵だったのだけれど、それ以上にグレーに伝統的な柄に目を奪われた。

大げさなように見えますが、本当にもうこれです。綺麗でした。首に巻いてみて、もう他の選択肢は考えられず。最初に巻いたこの配色で決定です。
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先ほどの写真の右に写っていたグレーのカフィーヤです。

家に帰って早速ファッションショーです。

非常に柔らかく、普段ストールをすることはなかった私ですが、すっかり気に入ってしまいました。もう、普段滅多にしないInstagramTwitterへ写真を上げていることからして私のお気に入り具合が分かるというもの。
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日光による色あせや洗濯での色落ちなどの品質検査である「染色堅牢度検査」でも5段階評価でほぼ5という評価を頂いたそうで、汚れても洗濯ネットに入れて気軽に洗うことが出来るそうです。決しておしゃれ着というわけではなく、生活に根付いた織物なだけあります。丁寧に扱いながらもこれから使い込んでいきたいと思います。
イスラエルやパレスチナはまだ訪れたことのない国の一つ。以前から妻と訪れたいね、とは話しているのですが、未だ実現せずにいます。
先日イスラエルとパレスチナを旅行された、旅エッセイストの森優子さんのトークショーに行ってきましたが、それ以降イスラエルとパレスチナ関連の本を折に触れては読んでいます。意外と知っているようで知らないこの国の事情。そして歴史。

パレスチナ問題についての入門としてお薦めの漫画。といっても文章量は多いですが。非常に分かりやすいです。


Kindle版では続編とセットのこちらを最初から買ってしまう方が良いと思います。私はこれに最初の巻も入っていることを知らずに改めて買ってしまったのですが、最初からこちらを買えば良かったとちょっと後悔。
もちろんこの本だけで全てが分かるほどパレスチナ問題は単純ではないかもしれませんが、これを取っかかりに関連書籍を数冊読んでみるだけでだいぶ知識と理解が深まると思います。
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これからこのカフィーヤを愛用しながら、パレスチナの現状についても時々考えてみたいと思っています。
パレスチナ製テキスタイル通販*パレスチナ・アマル

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Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

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