わが家では夫婦共用のPC一台と、主にDVDやhulu鑑賞用(妻が仕事で忙しくPCを独占状態時の私の退避用)サブPCの2台で廻しています。
基本的にほぼ不自由はないですし、敢えて共用とサブという形にしたことで、データの管理やメンテナンスも楽になりました。
また時間を意識しながら使い分けることが出来るようになったので、そうした点でも以前よりも有効に活用出来ていると思います。
唯一弱いのが、外での作業。
妻が講演に呼ばれたり、と言った際にPower Pointを使う、また海外に行った際に現地で作業をする、そういう時にわが家には今動かせるパソコンがありません。
また私も外で作業をしたい時に、今だとiPhone6 Plusがメインになってしまうんですね。基本はそれ程困らないのですが、やはり一台あると助かります。
元々わが家は10年以上前からノートPCはPanasonicのLet’s noteでしたので、新たに買い直してもいいのですが、普段の使用頻度を考えるとコスト的に後回しになってしまっています。
妻の海外はとりあえず置いておいて、私用に何か試しに導入してみようかなぁ、と漠然と考えていたところに昨年後半から気になり始めたのがChromebookでした。
Chromebook入門:まだ知らない人のためのChromebook(2014年12月更新版) (1/2) – @IT
Chromebookに興味を持った。
きっかけは永江一石さんのこちらの文章。
MacBook Proから自腹でHP Chromebookに変えたけどなんの不都合も無いどころか・・ | More Access! More Fun!
だいたいセットアップだって自分のGoogleアカウントいれると勝手にセットアップされる。普段からChrome使っていればお気に入りもパスワードもみんな同期される。IEとか使ってるならまずChromeインストールしてお気に入りとかIEから読み込んでから同期すればよろし。ChromebookはすべてGoogleのアカウントに紐付くから、自分のGoogleアカウントに2段階認証掛けておけばセキュリティも頑強だ。
で、ソフトもアプリもインストールできないのに、なぜ使えるのかっていうと、Chromeブラウザ上で仕事して、写真とか資料とか文書はクラウドに保存するからなのだ。ということはスタンドアローンではなにもできない。ネットにつながっている必要があるわけですが。でもってChromeには最初からたくさんの拡張機能がインストールされてます。自分で追加もできます。
あまり今まで興味がなかったので全く調べずにいたのですが、よくよく考えてみるとこれほど楽なものはありません。
これも日本でもこれだけネット環境が整ってきたからこそ出来ること。
外でバリバリ動画だ画像だやるなら別ですが、そもそもそんなことなら私の場合自宅でやれば良いんです。
用途が明確で、割り切ることが出来るのであればこれほど楽しいおもちゃはない。
おもちゃと書くと誤解を生みそうですが、私にとっては非常に知的好奇心をくすぐる「おもちゃ」です。
こういうツールこそ、外で持ち歩くには「楽しい」。それは何でも出来るという楽しさではなく、用途が限られた中で、けれどそれに特化させることで生まれる身軽さから来る楽しさです。
クラウドクラウド言われながら、そしてEvernoteやDropbox、OneDriveなど普段使っていながら、それ故にあまり意識することがありませんでしたが、常に自分の中に「所有」している必要はないわけです。
勿論データの中には、外部に流出させたくないものが公私ともにありますが、全てがそうであるわけではありません。
大半はよく考えてみると「大して困らないし迷惑もかからない」ものだったりします。
逆に困るし迷惑がかかるものを気軽に持ち歩くことのほうがリスクが高いですし。
全てクラウドということは、クラウドと親和性のある作業には通常のPC以上に使い勝手が良い。
ネットが繋がらない環境ではどうしようもありませんが、私の用途の中でクラウドを利用することで助けられているような作業であれば、下手なPCよりも余程親和性が高いと思うのです。
私の場合Evernoteは手放せませんし、それ以外でもネットに繋いだ状態でないと使いにくい作業も多々あります。このブログの更新もそうですね。
そして、それ以外の作業は自宅でやれば良い。わざわざ出先でちまちまと作業するくらいなら、自宅の快適な環境で作業した方が余程捗ります。適材適所です。
個人でも普通に手に入るのですね。
私、あまり調べていなかったので、すっかり個人では手に入れられないものだと思っていました。ところがここ昨年後半辺りから個人でも気軽に買えるようになってきた様子。
そして先ほどたまたま見かけたこの記事。
超軽快ブラウズマシン:Chromebookは個人ユーザーでも買いなのか?――「Dell Chromebook 11」徹底検証 (1/4) – ITmedia PC USER
いいではないですか。Dellは私が大学入学時に始めて買ったDOS/V機(この表現自体懐かしい)であり、今のパソコンに買えるまでは法人用のモデルを夫婦でそれぞれに愛用していました。
あとは最近パソコンの自作を再開してから何かとお世話になっているASUSTek。
日本エイサーも出しているんですね。
さて。どれが楽しいか。
こういうことって、調べている時が楽しいですね。何に使おうか、どう使おうか。今も想像を膨らませながら、それぞれのメーカーのモデルを眺めています。
価格として3~4万円で、しかも古い機種ではなく最新のもの、というのがワクワクします。
パソコンというのは毎シーズン新機種が出て次々旧モデルになっていくので、買い時が難しいですし、せっかく買ってもすぐ以前のモデルになってしまう。
であれば、最新機種でもこの価格帯になるChromebookというのは気軽に手が出せて良いと思うのです。
個人向けGoogle Chromebook レビュー:デル Chromebook 11 ハードウェア編 – Engadget Japanese
画面サイズで考えれば13インチ派はASUS一択。一方、11インチの日本エイサーとデルはスペックがほぼほぼ横並びでUSBがデルを上回っていることを考えるとデルが有利。そのぶん価格面ではエイサーがメモリ4GBで3万円前後に対して、デルは2GBモデルで税別3万1980円のため、価格重視であればエイサーがおすすめ、ということになります。
いいですねぇ、早速色々とレビューも上がっていますが、何かしらきっかけがなければ興味すら持たなかった、気付かなかったジャンルです。
Android端末だけでなく、普段Googleにお世話になっている人なら。
スマホもiPhoneだし、普段Googleなんてほとんど使ってないよ、という人には要らないかな、と。
今からわざわざGoogleのアカウントをとったり、そのためにGmail使うなんて、正直面倒でしょう。
私はiPhoneですがここ半年くらい、Google関連のサービスをだいぶ使うようになってきて、Gmailも最近になってからです。
そういう適度にお世話になっている層には、一気にGoogleに依存する割合が高くなるのですが、面白いと思います。
ひとまずChromeはOSだけUSBメモリに入れて使うことも出来るようなので、手元にある以前のパソコンで試してみる、というのも一つの手ですね。
さて、どうするか。また何か動きがあったらご報告します。